沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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田原総一郎の爆弾発言

稀代のジャーナリスト田原総一郎氏は、13日の日本外国特派員協会における会見で注目すべき発言をした。安倍首相と1対1の会談をした時、「もう憲法改正の必要がなくなった」と安倍首相が言ったという。「なぜ?」と田原氏が問うと、「これまで米国は集団的自衛権を認めるよう、執拗に圧力をかけ続けてきたが、安保法案が成立したら急に静かになり、何も言わなくなった」と答えた、という。

田原氏が嘘をつくとは思われないので、会談内容は事実だろう。しかし、事実とすればこれは我が国の安全保障問題にとって大変な危険性を孕んでいる。安倍首相が日本会議でのビデオメッセージで、九条の1項、2項は変えず3項を設けて自衛隊を明記する、と言った背景がこれで明らかになった。

つまり、安倍首相は安保法制が成立して米国からの圧力がなくなった時点で、憲法改正の意欲を失くしていたのだ。だから自衛隊明記はほんの付け足し、改憲の姿勢だけアピールするという彼独特のお坊ちゃんポーズでしかなかったのだ。ここで問題なのは安倍晋三の下手な演技ではない。米国が何故、集団的自衛権を認めるよう、我が国に執拗に圧力をかけ続けてきたか、である。

実は、戦後体制における我が国の米国に対する不可解な姿勢は、全てがひとつの出口へと収斂して行くのがわかる。それは日米安全保障体制の最終目標達成の為に、日本政府に圧力をかけてくる米国の要求を何とか国民に分からないような形で実現させたという事実である。それでは米国の最終目標とは何だろうか? それは日本の周辺で戦争が勃発したら自衛隊を米軍の指揮権下に置くことである。つまり自衛隊の米軍への統合である。

この米国の野望を、米国立公文書館で機密指定解除された膨大な公文書資料を解読することで、手に取るようにわかりやすく解説した本が刊行された。末浪靖司著『日米指揮権密約の研究』がその本である。副題に「 自衛隊はなぜ、海外へ派兵されるのか」とある。興味のある人は、ぜひ購入して頂きたいと思うが、ここでは最初のところだけ要約したい。

その計画は1949年からすでに始まっていた。1949年11月2日、国務省の一室で平和条約締結後の米軍駐留を協議するメンバーの姿があった。マグルーダー陸軍少将、バブコック大佐、アリソン国務省北東アジア局長、バターワース極東担当国務次官補、ハワード国務長官特別補佐官、ワグスターフ陸軍大佐・国防総省計画作戦局員、フィアリー国務省北東アジア局員。

この会議で話し合われた内容は、日本を再軍備させてアメリカのアジア戦略に利用すべきだ、ということ。というのも、この年の9月にはソ連原子爆弾保有を宣言し、10月1日には中華人民共和国が建国されたという背景がある。著者の末浪氏は次のように書いている。「 マグルーダー陸軍少将は、この翌年の1950年10月に旧安保条約の原案を書いて、その中で「 戦争になったら、日本軍は米軍の指揮下に入る」という、いわゆる「指揮権条項」を書いた人物です。この指揮権についての条項が、その後の日米交渉のなかで正式な条文は消え、最後に「指揮権密約」として合意されることになるのです。」

この「指揮権密約」はその後の日米安全保障交渉において、半透明の毒を流し続けるのである。そして昨年の安保法制の成立で、米国の最終目標である自衛隊を米軍の従属部隊とすることが、ほぼ達成されたとみて良い。そこであのイラク戦争を思い起こしてもらいたい。安全保障問題に無知な小泉首相が米国の戦争に自衛隊を派遣した、あのイラク戦争である。末浪氏は次のように書いている。

「 第一次イラク派遣自衛隊の郡長だった番匠幸一郎氏は、同じ文書(イラク復興支援活動行動史)の巻頭で「イラク派遣は純然たる軍事作戦であった」と書いています。つまり日本では「人道復興支援」という名目でおこなわれたイラクへの自衛隊派遣は、その実態は自衛隊が米軍の主導する多国籍軍に加わり、その軍事作戦の一翼を担っていたということだったのです。死者がでなかったのは本当に幸いでしたが、それはたんなる偶然にすぎませんでした。自衛隊は2006年6月にサマワでの活動を終了し、撤退することになりましたが、その背景には「これ以上いたら、もう危ない」という現場の判断がありました。実際、現地で受けた強いストレスもあったのでしょう。帰国後に21人の自衛隊員が自殺しています。」

県民の大多数の民意を無視する安倍政権。米軍優先の航空路。改定されない日米地位協定。世界に類のない「思いやり予算」等々。これら全てが一点に集約されることが明らかとなった。すなわち「 日米指揮権密約」の存在である。ついに自衛隊は米軍の従属部隊になりさがった。日本は米国の従属国家にすぎないことが確定した。

実に自民党の正体とは、自衛隊を米軍の従属部隊とし、日本国を米国の従属国家にする目的で結党された売国政党であることが明らかになった。戦後72年、国民を騙し続けてきた売国政党自民党自民党の責任は重大である。立ち上がれ日本民族売国政党自民党を潰せ!