沖縄よ! 群星むりぶし日記

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玉城デニー候補の勝利は動かないだろう

悩ましい台風11号は遠ざかったが、空は曇ったままでずっと小雨が降り続いている。それでもかねて予定していた期日前投票をするために、新都心のメインプレイスに来た。5階の特設会場に行く前に2階の喫茶店でサンドイッチをつまみ、コーヒーを飲みながらキーボードを叩いている。

席について手順の間違いに気づいたのだが、午後8時までは投票できるので(今午後2時を回ったばかり)時間的な余裕は十分ある。

投票する候補者は当然、玉城デニーだ。

琉球新報沖縄タイムスによる直近の世論調査では、玉城候補がリードを保ち、佐喜真候補が追い、下地候補は伸び悩む展開になっているらしい。

今の状況が続けば玉城候補の当選は確実と思われるが、当開票日までまだ1週間もある。玉城陣営としては気が抜けないし、佐喜真陣営は死に物狂いで追いかけてくることだろう。状況次第では僅差での逆転劇の可能性もあり得るかもしれない。

しかし、安倍晋三元首相銃殺事件がきっかけとなって、岸田政権は反日カルト教団統一教会問題で支持率が急落している。多くの自民党議員が統一教会と何らかの形で関わりを持ち、佐喜真候補も関連団体との関わりが指摘された現状を考えると、佐喜真候補が僅差で逆転勝利することは、とても考えられない。もちろん統一教会問題だけではない。佐喜真候補の政策そのものが信用できないというのが一番大きい。

① 2030年までに普天間飛行場辺野古に移転させる。→ 政府は2032年までに辺野古新基地を完成させると言っているので辻褄が合わない(しかも2032年までに完成させられるかどうかさえ怪しい。なぜなら新基地の辺野古側護岸の真下海底90メートルは軟弱地盤で、今の技術では工事は不可能とされているからだ。)

② コロナ禍でダメージを受けた観光関連産業を中心に1000億円規模の支援を行う。→ 自民党候補に特有の札束をチラつかせる大風呂敷公約にすぎない。岸田政権は財務省の犬で、PB(プライマリーバランス)に縛られている。つまり、余分な財政出動はしない主義だ。そんな政権のどこから1000億円を持ってくるつもりだ。実態のない大風呂敷に騙されてはいけない。

そもそも経済は自民党という時代は30年前に終わっている。田中角栄亡き後の自民党の経済政策は失敗続きで、日本を衰退させてきた。日本経済の衰退を示す多くのデータがあるので、関心のある方は是非調べて欲しい。

佐喜真候補は、昔の自民党のイメージを振りまいているにすぎない。政府を頼りきって自分の頭で考えないからそうなるのだ。

ついでに言うと、下地幹郎が立候補したことで自民党票の一定数が下地候補に流れることが予想される。佐喜真淳にとっては、まさに泣きっ面に蜂である。