沖縄よ! 群星むりぶし日記

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見逃せない大越健介キャスターの傲慢姿勢

山本代表が出演するというので、昨日行われた報道ステーション党首討論を見た。9党首全員が揃い、司会はNHKから移籍した大越健介

実はNHK日曜討論をはじめとするこの種の討論番組に必要以上に期待することはない。少数政党に割り当てられる時間が少なすぎるのと、与党側が有利になる時間配分が見え透いているからだ。

そもそもぼくは、テレビニュースをほとんど見ない。あまりにも軽薄すぎて真実が見えてこないからだ。深く掘り下げた情報はネットで調べることにしている。

そんなわけで昨日の党首討論も期待しなかった。それでも見る気になったのは、山本代表が何を発言するか、彼の発言をテレビ局側がどう扱うかを見届けてやろうと思ったからである。

番組は予想通りの展開になった。少数政党と与党側に対する時間配分と司会者の差配の仕方を見ると差別は明かだ。

大越キャスターは、山本代表を指名する時、「それでは山本代表にも話してもらいましょうか」と言った。上から目線の失礼極まる態度である。

にもとはなんだ、にもとは!

そして大越キャスターの見過ごせない態度はこれだけにとどまらなかった。NHKから国民を守る党の立花孝志党首が指名を受けると、立花氏はテレビ局の偏向報道を批判する発言をした。それをしばらく聞いていた大越キャスターは発言を止めるよう、立花氏に注意を促す。

その時の両者のやり取りを収めた動画があるので、まずはご覧いただきたい。


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立花氏は、テーマを逸脱する発言をした場合はそれなりの措置を取る、と事前にプロデューサーから言われたと暴露。その事実を知っていた大越キャスターは、立花氏にその通りだから発言を止めるようにと圧力をかける。

両者のやり取りから浮かび上がる問題点は何か?

テレビ局が前もって政治家の発言を規制していいものだろうか、と言うことである。確かにテーマから外れた発言には問題があるだろう。しかし立花氏の説明によると、事前にプロデューサーから発言を規制する手紙を受け取ったが、他の党首は受けていなくて、立花氏だけに宛てられた通知書なので、まずこの件について抗議した、と言う流れになったらしい。

立花氏がとった行動は少しも非難できないばかりか、むしろよくやってくれたと言いたい。仮に局側による事前の発言規制に従って討論に参加すれば、局側の圧力に屈したことになり、有権者から付託を受けた政治家としては、到底受け入れられないはずだ。

理不尽な局側の要求を拒否するのは当然のことであり、言論の自由の観点から考えると、明らかにテレビ朝日に非があり、立花氏の行動は真っ当である。

かつてマスコミは第四の権力と呼ばれた時代があった。この名称は今も生きていることがわかった。大越キャスターはこの第四の権力を行使した。立花氏はこのいわれなき権力に屈しなかった。立派だと言いたい。

テレビ局が各党党首を招待した以上、党首が何を発言しようが規制をかけるべきではない。限られた時間内で、発言時間を守るのは義務だとしても、その内容は自由であるべきだ。その良し悪しを判断するのは、あくまでも視聴者である。大越キャスターは政治家の背後にいる有権者を軽く見ている。討論番組の司会者失格である。

テレビ局を退席した立花氏は、早速YouTubeを配信した。その中で自身が言いたかったことを説明している。マスコミの偏向に立ち向かう立花氏のような政治家は貴重な存在である。


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