沖縄よ! 群星むりぶし日記

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批判のブーメランがゲシュタポ総理を直撃した

陰気で陰湿な我が国の総理大臣・菅義偉は、2012年の野党時代に「官僚を動かせ」という副題のついた『政治家の覚悟』という本を出版している。

そして今年10月、装いを新たにして文春新書から改訂版として再出版された。単行本と違うところは、官房長官時代のインタビューが追加されたのと、ある部分(33ページ文)がごっそり削除されていることだ。

そのある部分とは、旧民主党政権を批判した箇所である。それなら削除する必要はないはずだが、内容を見ると、なるほどと思わせる立派な理由があったのだ。

毎日新聞の記事から引用する。(全文はこちら:「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」 - 毎日新聞

菅氏は12年の単行本で、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判し、「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」などと断じていた。

だが、菅氏がその後、官房長官を務めた安倍晋三政権では、学校法人「森友学園」への国有地売却問題や首相主催の「桜を見る会」問題を巡り、政権に都合の悪い公文書や記録が改竄されたり、廃棄されたりした。新型コロナウイルス対策を話し合う会議も、発言者や発言内容の詳細が分かる議事録を残していない。

ブーメランは投げた本人のところに帰ってくる。批判のブーメランは、そのまま見事にゲシュタポ総理を直撃した。ブーメランの威力は強力である。まともに食らうと堪らんから削除したのだ。しかし真実を隠し通すことは不可能である。

ついでに12年1月28日の菅義偉のオフィシャルブログから

「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」「議事録を作成していなかったのは明らかな法律違反であるとともに、国民への背信行為」などと、単行本と似た文章が残されている。

さらにブログは「議事録作成という基本的な義務も果たさず、『誤った政治主導』を振りかざして恣意的に国家を運営する民主党には、政権を担う資格がないのは明らかです。国会の審議で厳しく質してまいります」と宣言。

頭隠して尻隠さず。実に奇妙奇天烈な男だ。これでは総理大臣の資格なし、と自ら宣言しているようなものではないか。都合の悪いところも削除せずに、批判覚悟で堂々と論戦を戦わせば良いではないか。それが民主主義の一丁目一番地だろう。

しかし、ゲシュタポ総理は民主主義の理念に未熟のため、自分に都合の悪い記録は隠蔽、改竄し、挙げ句の果ては削除するか廃棄処分するのだ。まさしく秘密警察的体質の持ち主。

戦後最悪の安倍・菅コンビが構築した、嘘が平気でまかり通る腐敗した政治が日本人の心を蝕み、無気力に陥れる。政権がコントロールしやすい国民を作り上げるという、彼らの野望を徹底的に打ち砕かないと、我々の未来は永遠に閉ざされてしまう。

 

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