沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を愛し日本を愛する者として、発信していきます。

安楽死を合法化せよ

中城メモリアルパークでの姉の納骨が無事終了した。少人数の親戚が焼香するというごく質素なものだった。後は骨壺の一時預かりとなり、日を定めてパウダー状にし、一部を納骨堂の地下に、残りの大部分を慶良間諸島の美ら海に散骨する段取りになっている。

そして納骨堂の横にある磯に記銘される。参拝できる場所があった方が良いだろう、と考えたからである。ぼく自身は全骨、海洋散骨にさせるつもりでいる。肉体と共に地上から一切消えたい。できるだけ跡形もなく。それまでは、生を楽しもう。

世界の海を遊弋しながら、やがて原子に帰る。それぞれの原子が様々な物質の一部になる。純粋な物理的エネルギーの世界。何億光年の宇宙の果てからやってきた原子が、ぼくの肉体の一部を陣取っている可能性だって考えられる。

肉体自体が神秘なのだ。だから再び神秘の世界に回帰する。人間のエゴは完全に消える。この真理が恐ろしいから気休めのために、人間は実に多くの物語を紡ぎ出してきたのだ。すべては終わりなきエゴの物語。

さて、姉は3年半もの間、寝たきり状態の植物人間だった。意思疎通の叶わない生ける屍だった。しかし、残酷なことに、この国は安楽死を認めていない。

主治医に安楽死を求めても拒否されるだけだ。植物人間に流動食を与え、意味もなくただ生きながらえさせる。動物の世界には存在しない不条理を、なぜ人間はこうも易々と甘受できるのだろうか、不思議でならない。

生命の尊重、果たしてそうだろうか?むしろ安楽死してもらった方が、姉のためによかったのではないか。最低限、姉の品格を保つ、そのことこそが生命の尊重ではないのか。疑問は尽きず、納得できない。

安っぽいヒューマニズムが当事者を苦しめている。姉の死を通して、そのことを痛感している。安楽死の合法化が日程に乗るのはいつの日になるのだろうか?