沖縄よ! 群星むりぶし日記

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大西つねき「れいわ新選組」から除籍処分される

あなたは生きているだけで価値がある

「れいわ新選組」が掲げる根本理念である。去年の夏の参議院選新選組から立候補した大西つねき氏が、自身が配信する動画で、この理念と真逆の主張をした。

「こういう話、多分政治家怖くてできないと思いますよ、ま「命の選別するのか」とか言われるでしょ。生命選別しないと駄目だと思いますよ、もうはっきり言いますけど。

何でかっていうと、その選択が政治なんですよ。その選択するんであれば、えっと、もちろん高齢者の方から逝ってもらうしかないです。」

この発言を聞いた新選組のメンバーから山本太郎代表に連絡が入り、山本代表は大西氏と直接会い、当事者のレクチャーを受けるよう進言した。しかし、山本代表のやり方は生温いとの批判が出たため、山本代表は大西氏を除籍処分する案を総会に諮ることにした。

その結果、賛成14反対2で大西氏の除籍処分が決まったのである。このニュースに接して、ぼくがまず何よりも驚いたのは、大西つねきが「命の選別」発言をしたこと自体にある。まさか、あの大西氏が、となかなか信じることができなかった。

というのも、大西氏の現代金融システム批判には非常に教えられるところがあって、氏の理論には、昨今話題のMMT(現代貨幣論)を超える部分があり、眼から鱗が落ちる思いがしたものだ。氏のおかげで、経済を理解する上で、さらに一歩前進できたように思う。

その意味で、大西氏には敬服し、大いに期待もしていたのだが、非常に残念である。人間の精神はわからないものだ、とつくづく思い知らされる。

大西氏の「命の選別」発言は、当然許されるものではない。がしかし、よく考えると、この問題は決して大西氏個人に限定されるものではなく、現代社会のあり方そのものが問われているのだ。

全てが効率化で測られる経済システム。貨幣が全ての価値基準となる現代社会。教育も仕事も政治も全てが、最終的には貨幣獲得の手段でしかなくなる歪な社会構造。

この貨幣による人間疎外のシステムを根本から問い直すことを怠り、日常生活に追われる状況が続く限り、「命の選別」発言は必ず姿形を変えながら、顔を出すことだろう。

貨幣による人間疎外のシステムを誰よりもよく理解しているはずの大西氏にして、この有り様だから、その毒性がいかに強力であるかが理解できるというものだ。

難病患者と重度障害者を国会に送り出した「れいわ新選組」。憲政史上初となる快挙を成し遂げた最大の功労者は、山本太郎である。彼の目に狂いはなかった。木村英子議員の大西発言を批判した文章を是非読んで欲しい。

https://eiko-kimura.jp/2020/07/15/activity/1053/

れいわ新選組は憲政史上初、重度の障害を持った国会議員を生み出し、社会に迷惑とされている弱者が政治に参加するという誰もやったことのないことを実現した初めての党です。

誰一人として排除されない社会を作るために、それぞれの苦しみや怒りを抱えた当事者が政治に関わることによって変えていける、それが誰もが生きやすい社会を作るために一番必要な政治のあり方だと私は思います。

今回の件で、弱者に対する差別が明るみに出ましたが、私は、自らの掲げる理念である「共に学び合い、共に助けあい、共に互いを認めあい、共に差別をなくし、共に生きる」を実現し、「誰もが生きやすい社会」を作るために、これからも差別と向き合い続けて、政治を変えていきたいと思います。

命の選別をするのが政治ではなく、命の選別をさせないことこそが、私が目指す政治です。

 大西氏の言葉と比較すると、光と闇ほどの違いがある。大西つねきの除籍処分は当然であり正当である。

貨幣にコントロールされるのではなく、貨幣をコントロールする。人間の労働を利潤に貶めるのではなく、剰余価値として、本来の尊厳ある姿に取り戻す。そういう社会を実現させるために、「れいわ新選組」をこれからも変わることなく応援していきたい。

 

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