今日の参議院予算委員会における共産党の田村智子議員の質問に対する安倍首相の答弁は実に不誠実極まるものだった。
田村議員は、ジャパンライフの山口隆祥元会長が、１５年に「桜を見る会」に招待されたのを最大限利用して、多数の被害者を出した事実を指摘した。
そしてその時の招待状の割振番号６０番は総理枠ではないのかと問い、そうであるなら被害者に対して謝罪すべきだと述べた。
対する安倍晋三の答弁は、招待者名簿は廃棄されており、どのような人物が招待されたかハッキリしないという実に不誠実なもので、まるで壊れたレコードのように何度も同じ言葉を繰り返すだけだ。
森友加計学園問題から少しも反省していないばかりか、その堕落腐敗ぶりは益々ひどくなっている。こんな男が総理大臣を務め、しかも歴代在職期間最長記録を更新中というのだから、何をか言わんや言葉を失う。
今日は維新の会の鈴木宗男議員の質問もあった。鈴木議員は、自身のライフワークと位置付ける北方領土問題を取り上げたが、内容は実に杜撰なものだった。
鈴木議員は、安倍首相だけが北方領土問題を解決できると、聞いているこちらの顔が赤くなるくらい、最大限に持ち上げたのだ。
「わが国は１００％米国と共にある」と言ってのける安倍晋三が本当にプーチン大統領を説得して、北方領土問題を解決できると思っているのだろうか？
安倍晋三にごまをする人間は最低だ。鈴木氏は、もはや過去の古びた政治家に過ぎない。
北方領土も拉致被害者も、壊れたレコードが取り戻すことなんかできるはずがないじゃないか。われわれがやるべきことは、役立たずの壊れたレコードを早急に廃棄することだ。
安倍晋三を追い落とすまで、野党議員諸君には決して最後の最後まで諦めないでもらいたい。
推奨サイト
