「れいわ新選組」の公認候補に蓮池透氏の記者会見を見た時、その意外性に驚き、山本代表の人選の真意を理解できないまま約ひと月が経過した。
気持ちが整理できない状態で驚きは次の人選で頂点に達した。ぼくの理解力をはるかに超える人選だ。
安冨歩!
女装姿で立候補予定者が会見場に現れた時、一瞬目を疑った。「れいわ新選組」の運命はこれできまった。the end.
疑念と落胆の気持ちで動画を見た。すると次第に気持ちが変化して自分の軽薄さを思い知らされる羽目になったのである。
自分の内部に巣食う偏見。女装姿の国会議員なんてありえないだろう!しかし、人間にとって大事なことは、外見よりも中身だという当たり前の真理を理解するのに時間はかからなかった。
蓮池透氏については多少(!)のことは知っていたが、安冨氏という人物はこの記者会見で初めて知ることになった。
「政治の原則を現在の国民国家主義から子供を守ることに移行させる必要がある」と安冨氏が語った時、頭を棍棒でガーンと叩かれる衝撃を受けた。
安冨氏はまた、「人間が生きる目的は子供を守ること」だとも述べた。
これは非常にシンプルな言葉だが、意味するところは非常に深いものがある。日常生活に追われてややもすると忘れてしまいがちな生きることの目的。
「子供を守ること」
を政治の原則にしたら、現代社会が直面している様々な病理現象を正常に戻すことができそうな予感がするのだ。
安冨氏の思想をもっと理解したいと思い、満州について書かれた氏の本を一冊注文した。山本代表の人選にただただ驚嘆するばかりである。
安冨歩という常識外れの人選に驚かされたと思ったら、さらに驚愕させられる人選を見ることになった。
記者会見の場に仕切りの衝立が取り払われた時、姿を現したのは車椅子に横たわる重度の身体障碍の女性だった!
ぼくの頭の中は真っ白になった。重度の身体障碍者が国会議員に立候補!?
あり得ない、山本太郎は一体何を考えているのだ。しかし、衝立が取り払われる前、山本代表は次のように語っていたのだ。
「生産性で人間の価値が計られるという社会に既になっていると思います。会社の役に立っているか、国のために役に立っているか、こういう空気が蔓延している社会は地獄です。生産性だけでなく存在するだけで人間には価値がある。」
「当事者抜きに当事者のことを決めるなということです。」
紹介された人は木村英子さん。
これ以上の説明は不要と思われるので、できたら動画をご覧いただきたい。
山本代表のおかげで政治を見る目が変わりつつある自分に気付く。
政治だけではない。人間観、世界観が変わりつつあるような気がする。衝撃的な人選は山本代表にとっては、ごく自然なことだったのだ。
山本代表に多くのことを教えてもらっている自分がいる。改めるべきは自分の偏見、浅学の方だろう。
山本代表に心から感謝したい。
昨日でチラシのポスティングは完了した。そして追加のチラシが今日届いた。参議院選の告示日前日までにポスティングを終わらなければならない。
明日2時間ほど動けば充分だろう。外は暑いがいい汗をかくことになりそうだ。
「れいわ新選組」の政治哲学を横に広げて浸透させ、社会のあり方を根底から変革しよう!
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三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」