沖縄よ! 群星むりぶし日記

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「れいわ新撰組」を援護射撃する三橋貴明の名演説


「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済〜ー令和元年5月17日 講師:経世論研究所 所長 三橋 貴明氏

他の生物と比較した場合、人間存在に特徴的なものは、自然界には存在しない幻想を自ら作り出す能力にあると言えるだろう。

その産物で最大の力を発揮するのは貨幣と言葉である。いずれも自然界には存在しない。人間の幻想が付着して初めて意味を持つ奇跡的存在だ。

貨幣から幻想を取り除いたら、ただの金属かあるいは一片の紙切れにしか過ぎない。魔力はきれいに雲散霧消する。

言葉から幻想を取り除いたら、ただの模様あるいは空気の振動でしかない。魔力は存在一般に還元されて完全に消滅する。

物自体としては何ら使用価値を持たない貨幣と言葉は、社会の内部で流通することによって、それぞれが独自の役割を発揮する。

誰でも知っているように、その力たるや人間社会に壮絶な影響を及ぼし、絶えずその根底を揺さぶり続けている。

貨幣は扱われ方次第で人間を滅亡に追いやることもあれば、バラ色の幸福な世界へと誘うこともある。

言葉は、使い方いかんで、人間を不幸にも幸せにもする。言葉が持つ不完全で限定的な意味作用の特性が原因で戦争の引き金となり、人類を滅亡させる誘因にもなり得る。

一定の規模を超えると生みの親・人間の手を離れて、逆に人間に命令を下す。貨幣と言葉は、まさに人間の幻想が生み出した魔力を持つモンスターなのだ。

人類を生かすか殺すかの瀬戸際まで追いつめる力を秘める貨幣と言葉を「幻想の実践的惰性態」と名付けたいくらいだ。

前置きが長くなったが、ぼくは以前より、幻想の産物「貨幣と言葉」の全体像を捉えてその本質を見極めたいと願ってきた。今もその途上にあるのだが、困難極まるライフワークだと思っている。

さて、そんな個人的な事情がある中で、貨幣の本質について分かり易く教えてくれる人物が現れた。三橋貴明氏である。

上の動画をご覧頂きたい。今月17日に国会議員に対して行われた三橋氏の講演である。その中で特に注目すべきは、次のような発言だろう。

政府が国債を発行するとき、民間の預金を借りるのではなく、日本銀行当座預金を借りている

ぼくはこの事実を知る以前は、国債発行には民間の預金が当てられていると信じ込んでいた。だから財務省や多くの国会議員が訴える政府の財政危機を長い間疑うことはなく暗澹たる気持ちでいたのだ。日本が財政危機から脱出するのはほとんど不可能に近い!

しかし実際のところはそうではなかった。財務省は嘘をつき続けていたのだ!

そして不勉強の国会議員達は財務官僚に、何十年もの長い間、騙されてきたのだ。なんと情けない!

三橋氏の講演を聞いた国会議員は、良心があれば三橋氏の熱い訴えを真摯に受け止めて、今後の国会活動に活かすべきだろう。そして安倍内閣の誤った経済運営を早急に正すべきだ。当然10月に予定されている消費税増税は絶対に許してはならない!

残念なことに、三橋氏の講演を聞いた国会議員達の顔を動画で見ることはできない。だから彼らをあてにすることはよそう。

れいわ新撰組」を立ち上げた山本太郎議員がすでに全力疾走している。我々としては、先見の明があり、勇気と行動力・決断力のある山本議員に賭けることにしよう。

三橋氏の名演説は、「れいわ新撰組」を力強く援護射撃しているように聞こえる。日本を衰退させる緊縮財政派より、積極財政で国民を救済する勢力が多数派を占めるまで微力ながら協力したい。

推奨サイト 

チョイさんの沖縄日記

海鳴りの島から

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Osprey Fuan Club うようよ対策課 

三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」

https://www.reiwa-shinsengumi.com