沖縄よ! 群星むりぶし日記

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新しい御世『令和』が素晴らしい御世であることを祈りつつも

先月いっぱいで琉球新報の購読を解消した。生活費を節約するのが主目的だが、健康増進も視野に入れてのことである。

県立図書館まで歩くこと。今住んでいるところから3.3キロの道のりはかなりしんどい距離だが、新聞が読めることと運動不足の解消になること、そしてその他プラスアルファを見込んだうえでの決断である。

雨の日や、休館日は近くのコンビニで購入すれば良い。予定通り実行すればなんの不自由も感じないだろう。

ということで昨日、図書館に出かけた。途中、午後3時頃、市庁舎の2階にあるレストランで昼食をとることにした。自動販売機で食券を購入してからカウンターに向かうと琉球新報の号外が積まれているのが目に止まった。大きな見出しで『新元号令和」』とある。

令和?

その時の直感は否定的なものだった。違和感がある。心に自然に響かない。令の文字と和の文字の釣り合いがとれていない。無理に結合させた造語の感じがする、等々。

元号の額を掲げる菅官房長官の冷酷な表情も否定的感情を強くする要因になっているのかもしれない。菅義偉はウチナーンチュから最も嫌われ憎まれているからだ。

広大な新図書館で時間を過ごした後、3.3キロの道を歩いて帰った。

テレビのニュースは新元号の話題でもちきりだった。大多数の国民は肯定的だが、これは皇室を敬愛する国民が圧倒的に多いことを考えると当然のことである。

しかし、「令和」という元号名自体に肯定的であるかどうかは疑問である、というよりもはっきりしない、と言った方が正確なのかもしれない。

近づく御世代わりという新鮮な世情に酔っているだけなのかも知れない。

昨日は、新元号のことで頭がいっぱいで、なかなか他のことを考える余裕はなかったのだが、1日が過ぎて見ると景色が少しだけ変化したようにも感じられる。

日時の経過とともに「令和」という言葉に、そのうち慣れてくるのだろうか?

時間は万病の薬とも言われる。確かに、人間関係がこじれて感情がもつれ、なかなか解決の糸口をつかめない時でも、時間が過ぎ去ることで、いつの間にか、もつれた感情は消えていた、という経験は誰にもあるだろう。

令和」に対する否定的感情が、時間の経過とともに消えることを願うしかないが、いつその時はやってくるだろうか?

初春の月にして、気淑く風ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす

出典は万葉集のこの部分に求めたと言う。これまでのように中国の古典文献からではなく、万葉集に決めたのは大賛成で賞賛に値するが、令と和を結合したのはいかにも無理があり、納得いかないのだ。

人為が過ぎて自然な感じがしないし、怪しい雰囲気さへ漂うのである。こんな疑念は持ちたくないのだが、政権側と選者との間になんらかのいかがわしい了解が存在したのではなかろうか。

沖縄から安倍政権を観察していると、どうしてもそう勘ぐらざるを得ないのだ。「令」という言葉には良い意味も含まれるが、命令・司令・指令という強権を匂わす意味も含まれる。

杞憂に過ぎないことを願うばかりだが、ぼくの直感は新元号令和」に共鳴しない。困ったことに不吉の感じさへするのである。

政治を考えると、平成の御世は日本が弱体化していく30年であった。経済も安全保障もダメ。すべては政治の怠慢が原因だ。

「戦後レジューム」が安倍内閣で完成したことを考慮すると、新しい御世が、平成よりよくなる保証はどこにもないのである。

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