沖縄よ! 群星むりぶし日記

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大本営と安倍内閣の類似性

無数の動画が、インターネット上で配信される時代に我々は生きている。現代という時代は「YouTube革命」と呼んでも決して過言ではないだろう。

おかげで、善悪は別として、テレビで放映されない様々な映像を見ることができる。知りたい情報が選択できるこの「YouTube革命」は、活用次第で大きな武器になる。

昨日の参議院予算委員会NHKで放映されなかったが、動画配信のおかげでパソコンで見ることができる。テレビと違い、見たいときに見れるという時間の自由が効くところも便利である。

辺野古新基地建設問題について日本共産党井上哲士議員が質問に立った。

辺野古新基地建設問題について

ご覧いただいてお分かりだと思うが、安倍首相の極めて不誠実な態度は何だろうか?

共産党が安倍首相を貶めるために修正を加えた映像ではない。ありのままの映像である。共産党議員に答弁するのが鬱陶しいと言わんばかりの、安倍首相の投げやりで誠意のない姿勢には、ただただ呆れるばかりだ。

心にもない言葉を、平気でペラペラと喋る。その感性のなさ、鈍感さにはある意味感動さへ覚えるくらいだ。これでよくも6年間、総理大臣の椅子に座っていられるね。

岩屋防衛大臣の答弁も、その不誠実さにおいて安倍首相に勝るとも劣らないものがある。

軟弱地盤と活断層の存在について、真っ当な質問をする井上議員に対する岩屋大臣の答弁は、誰が聞いても整合性が取れないものである。

大浦湾側の護岸予定の真下にある軟弱地盤(B27地点)は海面下90メートルもあるのに、硬い粘土層であるため70メートルまでの地盤改良で安定性を確保できる、と言う理屈を岩屋大臣は繰り返し答弁しているが、B27地点の調査はしていないにも関わらず、周りの調査データを参考にしただけの説明をしているのだ。

推測の域を出ない答弁である。数日前の答弁もそうだったが、残り20メートルはほったらかして工事すると言っているのである。

なんともそのオブスキュランティズム(蒙昧主義)には恐れ入る。防衛官僚の答弁も同様で誠意が微塵も感じ取れない。

首相と防衛大臣、そして官僚達の答弁を聞いていると、科学的合理的精神の著しい欠如に愕然とする。

国民は優秀であるのに、政治を司る面々のどうしようもないオブスキュランティズム!

米国の議会でも同じような審議が行われているのだろうか、とつい考え込んでしまう。とてもそうとは思われない。欧米人は科学的合理的に物事を考える習慣が身に付いているからだ。

こんな調子だといずれ米議会から辺野古新基地は要らないよ、とそっけない返事を突きつけられる事態も十分考えられる。

あるいは辺野古は欠陥施設だから普天間飛行場の返還は当分無理と言われる可能性だってあり得る。

GAO(米政府会計検査院)をはじめとして複数の米軍関係者から、辺野古新基地に対して不満の声が上がっているからだ。

安倍内閣の蒙昧主義を見ていると、大東亜戦争の敗北がオーヴァーラップしてきて仕方がない。大本営の高級参謀達を支配したのは、科学的合理的精神ではなかった。時代おくれの精神主義だった。 

「20年以上経て解決できなかった問題を安倍内閣で解決したい」と岩屋防衛大臣は言ったが、この言葉には、20年以上もなぜ沖縄県民は反対し続けているのか、という素朴で本質的な疑問が完全に抜け落ちている。

いろいろ問題はあるかもしれないが、とにかく行動あるのみだ、と言っているようにも聞こえる。これでは本質的問題に頰被りした大本営精神主義と同一ではないか。

20年以上も住民が反対する政治案件が、仮に米国内で起きたとしたら、ホワイトハウスは工事を強行するだろうか。民主的精神が根付いた米国ではとても考えられないことである。

辺野古闘争は、我が国に真の民主主義を根付かせる歴史的闘争になる。

まきてーならんどー、ちばらなやーさい!

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