沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

戦前の大本営に似てきた安倍内閣

戦後、日本政府は大東亜戦争の総括をしないまま今日まで来た。

なぜ敗北したのか、その原因はなんであったのか、政府の責任としてなんら検証することなく73年の月日があっという間に過ぎ去った。

この政府の無責任体質こそ、今も続く政治漂流の根底をなす最大要因である。

今日の参議院予算委員会においても、政府答弁の混迷ぶりは遺憾無く発揮された。森裕子議員が辺野古の埋め立て問題を追及した。

いわゆる軟弱地盤についてである。大浦湾の地質調査をした沖縄防衛局は、3年前から軟弱地盤の存在を把握していた。当然、設計変更する必要が出てくる。

しかし、設計変更を県に提示することなく、軟弱地盤の存在を隠蔽したまま、17年4月に沖縄防衛局は、護岸工事に着手した。

その軟弱地盤の存在が表に出てきたのは、ブログ「チョイさんの日記」の北上田毅氏が、沖縄防衛局に対し、情報公開請求したからである。

その軟弱地盤の本当の姿が、日時の経過とともに暫時明らかになっていく。はじめは海面下40メートル、次に70メートル、そしてなんと最終的に90メートル(!)にも及ぶことがわかったのである。

当然、国会で深刻な問題として取り上げられるまでになった。

衆議院予算委員会赤嶺政賢議員が追及し、今日の参議院予算委員会では森裕子議員が問い質した。

それに対する政府側の答弁は、見ていて恥ずかしくなるくらい不誠実そのもの。オブスキュランティズム(蒙昧主義)そのものだ。

先日の赤嶺議員に続き、森議員も要求した資料を提出しない(できない?)。対応振りを見ると、岩屋防衛大臣も事務方の官僚も、内心取り乱しているのは明らかだ。

設計図もないのに、工事は進める!

これが現在の辺野古埋め立ての実態である。

  • 予算規模も工期も設計図もない辺野古埋め立て(公共)工事
  • 滑走路が短いため、完成しても普天間飛行場が無条件に返還されるわけではない

そして辺野古問題は混乱した状態のまま、安倍内閣は任期を終えるのだろう。混乱の責任は誰が負うのか、うやむやとなる。

議会制民主主義とは、実によく出来たシステムだ。選挙で選ばれて任期を全うすれば、やったことに対して責任を追及されずに済む。

行政府を去っても、国会議員として国会に居残ることができる。そして我々国民のあずかり知らないところで、平然と無責任政治が行われるのである。

推奨サイト 

チョイさんの沖縄日記

海鳴りの島から

うちなーありんくりんTV - YouTube

Osprey Fuan Club うようよ対策課