沖縄よ! 群星むりぶし日記

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岩屋防衛大臣の恐るべき発言

今日の衆議院予算委員会共産党赤嶺政賢が質問に立った。

ぼくは共産党の護憲に反対の立場だが、赤嶺氏の的確で鋭い質問は、毎回そうだが、見ていて溜飲の下がる思いがする。

赤嶺氏は、大浦湾の海面下90メートルに上る軟弱地盤の工事について質問した。それに対する岩屋防衛大臣の答弁は驚くべき内容のものだった。

現在の土木技術で可能とされる70メートルまで地盤強化工事を行い、その下20メートルはそのままにする、と受け取られるような発言をしたのだ!

質疑応答を見ていて、実に恐ろしくなった。

20メートルの軟弱地盤を放置したまま、その上に何万トンにも及ぶ建造物が乗っかったら、日にちの経過とともに大浦湾側の構造物(辺野古新基地)に亀裂が走り破損するくらいのことは、土木に素人の人間でも想像できる極めて常識的なことだろう。

海面下90メートルの軟弱地盤は全体の数パーセントに過ぎない、とも岩屋防衛大臣は説明した。

20メートルの部分を放置する根拠にしたいがための指摘と思われるが、あまりにもお粗末で幼稚、愕然とする。一体まともに物事を考えているのだろうか?

こんな思考能力の軟弱な人物が我が国の防衛大臣とは!

岩屋氏の答弁に誠実で真剣な姿勢は全く感じられなかった。そもそもやる気がないのだ。それなら大臣を今すぐにでも辞めてもらいたい。

そして赤嶺氏は、20年間も前に進まなかった普天間飛行場の1日も早い返還を実現するために辺野古移設を進める、と例のように繰り返す安倍首相に対して、普天間返還の原点は1995年に起きた米兵による小学生暴行事件だと指摘し、普天間を返すから、替わりの基地をよこせというのは道理に反する、と反論して首相を糾弾した。

赤嶺氏の主張は非の打ちどころのない正論である。当たり前のことを当たり前のこととして述べたに過ぎない。

あたりまえで全うな赤嶺議員の質問に対する岩屋防衛大臣、安倍首相の答弁は不誠実で卑劣な、全く要領を得ない内容に終始した。

下の動画は、2月5日の衆議院予算委員会における赤嶺議員の質問を取り上げたものである。今日のものはまだアップされていないため、代わりに掲載させてもらった。今日の質疑応答とも関連しているので、ぜひ参考にしていただきたい。


辺野古新基地建設問題について

赤嶺氏は実直で誠実な人柄である。その性格がこの動画にもよく表れている。

それとは逆に、安倍首相と岩屋大臣のなんとも不誠実な態度にはただただ呆れるばかりだ。やる気がないのなら直ちに政治家を辞めろ!

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