沖縄よ! 群星むりぶし日記

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空手形に過ぎなかった5年以内の普天間飛行場運用停止

今日の午後メインプレイス5階で、県民投票の期日前投票をすませた。今、ミスタードーナツで、チョコ菓子とコーヒーを楽しみながら、キーボードを叩いている。

奇しくも今日18日は、安倍内閣が5年前、当時の仲井眞弘多知事に対して、普天間飛行場の運用停止を5年以内に実現すると約束した期限の最終日である。

今朝の琉球新報は社説でこの件を取り上げて、その経緯と実態を簡潔にまとめて、安倍内閣の欺瞞性を断罪している。 

要点を箇条書きすると、

  • 5年以内の運用停止は、2013年12月に仲井眞弘多知事が辺野古埋め立てを承認する最大の条件だった。
  • 安倍首相「知事との約束は県民との約束だ」「政府を挙げて全力で取り組む」
  • 仲井眞知事「首相が言ったことそのものが担保だ」「移設と運用停止は切り離すべきだ」
  • 官房長官「日本全体で沖縄の負担を軽減させてもらう」

ところが、翁長雄志知事が誕生すると、安倍内閣は豹変する

  • 中谷防衛大臣「地元の協力を得られることが前提だ」
  • 安倍首相「残念ながら翁長雄志知事に協力していただけていない。難しい状況だ」
  • 安倍政権が5年以内の運用停止に本気で取り組んだ形跡は見えない。14年4月の日米首脳会談で、安倍首相がオバマ米大統領に運用停止への決意を表明しただけで、以後は言及がない。それどころか、その後の日米会談では、運用停止よりも辺野古新基地の推進を強調している。
  • 政府は「普天間飛行場の危険性除去が原点だ」と繰り返すだけ

以上5年前からの経緯を振り返ると、安倍内閣がいかに不誠実で嘘つきであるか、誰の目にも明らかだろう。

そこで少しだけ想像力を働かせてみよう。仮に仲井眞知事が翁長候補を破り、3選されていたとすればどうか。

その場合でも現実的に考えて、5年以内の普天間飛行場の運用停止は不可能である。なぜなら、たとえ仲井眞知事の協力が得られたとしても、辺野古新基地の工事は継続中であり、移設はまだまだ先のことになるからだ。

ということはつまり、翁長知事の協力が得られないから運用停止はできない、というのは、安倍内閣の計算されつくした口実に過ぎないのである。

仲井眞知事は、まんまと無垢な少女のように騙されたのだ。安倍内閣は、最初から5年以内の運用停止のために汗を流す気などなかった。それなのに約束だけした。

仲井眞知事が約束と引き替えに埋め立てを承認した瞬間、安倍晋三菅義偉が内心、ニヤリとする姿が、ぼくには想像できる。

安倍内閣は、実に腹黒い連中の集まりである。許されざる売国奴連中である。

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