沖縄よ! 群星むりぶし日記

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デマ常習犯ボギー手登根と佐喜真候補の親近性

佐喜真候補が知事選に向けて政策を発表した。歯の浮くような良いことづくめの政策をずらっと並べてある。

よくもこれだけの大風呂敷を広げることが出来たものだ。玉城デニー候補は、まだ政策発表はしていないが、経済振興策・福祉政策・その他において両候補にそれほど大きな違いがあるとは思えない。

県民の生活向上を目指すのは政治家として、当然の義務と言えるからである。しかし、佐喜真候補の財政の裏付けのない大風呂敷は有権者の心を誘惑するためだけのものであるのは、見え透いている。

賢明な有権者は、こんな子供っぽい大風呂敷に、どんなことがあっても惑わされてはいけない。両候補に経済振興・福祉政策・その他にそれほど大きな違いはないと思われるが、肝心なことは現実を見据えて、実現可能性を追求する誠実な対応が求められるということではないか。

佐喜真候補が広げた財政の裏付けのない大風呂敷は、可能なら全て実現して欲しいところだが、恐らく半分も達成されないだろう。その目指す規模を別にして、経済振興・福祉政策・その他に両候補の違いは、それほどないだろう。とすれば、両候補の政策の違いはいったい何だろうか?

言うまでもなく、米軍基地問題である。現時点においては、普天間飛行場移設と辺野古基地問題が、両候補にとって、最大の争点となるのは明らかだ。

この問題に対する玉城候補の主張は明快である。2019年2月までの普天間飛行場の閉鎖(仲井真前知事と安倍内閣が約束して閣議決定した)と、辺野古新基地阻止である。

対する佐喜真候補は、普天間飛行場の1日も早い返還を言うだけで、辺野古新基地に対しては、態度を明確にしていない。昨日の政策発表の場で、記者の質問に次のように答えている。

ー 政策で辺野古に1行も触れていない。県民を二分する大きな争点だ。

「先般、県が(埋立承認を)撤回した。政府と県の法廷闘争も考えられており、法的にどうなるかを注視する。現在はこのスタンスでいきたい。ただし最も重要なのは普天間の固定化は避けなければならないということだ。1日も早い返還が原点だ。」

一見最もらしい見解のように思われるが、その間接的遠回しの言い方に惑わされてはいけない。自民党特有のオブスキュランティズム(非明晰性)に用心する必要がある。

彼の見解を注意深く考察すると、辺野古新基地建設は容認せざるを得ないと言っているようにしか聞こえない。「法的にどうなるかを注視する」ということは、自分は責任ある当事者から身を引く、ということであり、最高裁の判決が下る迄、静観すると言っているのだ。

容認すると明言しないで、静観者を装うその姿勢は卑怯であるばかりか、県知事候補者としての資格があるかどうかさへ疑われる。いったい辺野古はどこにあるのだ? 山口県か、北海道か?

沖縄県知事を目指す人間が、沖縄に駐留する米軍の辺野古新基地に対して、第三者的立場をとることが、果たして許されるものだろうか?

佐喜真氏の態度は卑怯であり、無責任である。沖縄県知事に不適格である。容認するなら容認するとはっきり言えば良いじゃないか。

その点、公約を破ったとは言え、容認すると明言した仲井真前知事のほうが、佐喜真氏よりも立派だったと言える。容認すると断言したことで、仲井真前知事は泥を被る覚悟を決めたからだ。

佐喜真氏の真意ははっきりしている。容認すると言えば、選挙戦に不利になると計算しているのだ。だから意図的に辺野古問題をぼかして、経済振興策の大風呂敷を広げてみせる。多くの県民はそのいかがわしい節操のなさをとっくにお見通しだよ。

佐喜真氏が節操のない性格なのは、あのデマ常習犯・ボギー手登根(手登根安則)との親近性を見るとはっきりする。佐喜真氏はボギー手登根のネット番組に出演したことがある。

それだけではない。宜野湾市長時代、社会を大混乱に陥れた恥ずべきデマ事件に、まんまとのっかったのである。その恥ずべきデマ事件とは、ボギー手登根が発信したデマを元にして、産經新聞の高木那覇支局長(当時)が記事にし、マスメディアに拡散させ、産經新聞、産経ニュース、八重山日報、ヤフーニュース、在沖海兵隊自衛隊、その他大勢の人々が騙された一大疑獄デマ事件である。

地元紙でありながら(デマの元になった)事故を、なぜ報道しないと非難された琉球新報の慎重な調査により、デマであることが確定したため、記事を書いた高木支局長は責任を負わされて更迭された。報道した新聞各社・ニュースサイトも正式に謝罪するという大掛かりなデマ事件であった。

多重衝突事故に巻き込まれて意識不明の重体に陥ったトルヒーヨ海兵隊曹長をダシに使って練り上げたボギー手登根の恥ずべきデマ。

そのデマに乗って、トルヒーヨ曹長の回復を祈る英文が書かれたTシャツをかざす佐喜真宜野湾市長の頓馬な姿を、我々はネットで見ることができる。何という節操のなさ!

しかも、祈るという英単語が餌を意味する英単語になっているというおまけまで付いているのだから呆れてしまう。デマを練り上げて拡散することに人生の価値と喜びを見出すボギー手登根。

嘘の塊のようなこの不実で薄気味悪いボギー手登根のデマに、いとも簡単に騙される佐喜真淳なる人物に沖縄県知事の職務を任せてはならない。彼には人を見る目がないのだ。

彼は子育て・教育支援政策で「子育て・教育王国おきなわ」を実現すると謳っているが、ネトウヨの子供が育ってはそれこそたまらない。巧言令色鮮し仁。くわばらくわばら。