沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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玉城デニー議員、知事選出馬表明へ

昨日の当ブログで書いたように、玉城デニー議員が県知事選に出馬することが、ほぼ確実となった。22日までには決断したい、と本人は語ったが、事態の急な展開に心の準備期間としてどうしてもそのくらいの日にちは必要だ、ということだろう。

報道を読む限り、本人は肯定的に受け止めていることは確かなので、よほどのアクシデントが起きない限り、玉城氏の出馬は100%間違いない。

予想通りの展開になってきたようだ。正直なところ、嬉しい気持ちでいっぱいだ。これで、翁長県政の遺産、保革を超えた政治的枠組みが維持されることになる。そして、志半ばで死去した翁長知事の意思を受け継ぐ知事選は、4年前と同じように、激しく燃え上がるだろう。

ただ最大限注意すべきは、超短期決戦ということである。玉城氏の出馬がほぼ100%確実となった今、選対本部はすぐにでも迅速に動いて、30日の投票日に向けて、万全の準備を整えるべきだ。

そして、名護市長選で敗北した経験を反省し、活かして、楽観ムードと気の緩みを完全に払拭して、何が何でも新基地建設断念に追い込むまで、県民の心をひとつに結集する戦略を立案実行することだ。

相手陣営は、死に物狂いで襲いかかってくるだろう。負ければ現内閣のプライドに大きく傷が付くからだ。見栄っ張りで中身のない安倍・菅コンビは、名護市長選でやったように、間違いなくあらゆる手を打ってくる。基地問題は争点ではない、沖縄の経済発展のために佐喜真候補をよろしく頼む・・・

政権与党の最大の強みは、なんといっても国家予算を握っていることだ。基地問題で政府と対立する県知事が誕生する度に、政府は必ず振興予算の名目で、札束を県民に振りかざしてきた。3期目の大田知事が稲嶺恵一氏と争った時もそうだった。

そして今年2月の名護市長選挙基地問題が争点になる時、政府は争点化を避ける有力な手段として、必ず甘い人参を県民の目の前にちらつかせる。金を握っているのは政府だぞ、欲しければ政府に楯突くな!というわけだ。

これが基地問題で政府と争う選挙で確立された方程式だ。橋本内閣の時、普天間飛行場が県内移設に決まって以来、県民は常にこの方程式に苦しめられてきた。しかし当時と比べると、状況が少しづつ変化してきたのも事実だ。

それは、先人たちの努力が実り、県経済が好調を続け、自立経済の方向性に光が射し始めてきたという事実だ。翁長知事が語ったように「経済発展著しいアジアが沖縄を離さない」状況が現出しているのである。同時に統計で明らかになったように「米軍基地は、今や県経済が発展するための最大の阻害要因になっている」のだ。

これらのことから導き出される結論は、基地問題を解決しないで、あるいは米軍基地の撤退・縮小なくして、県経済のこれ以上の発展は望めない、ということである。

ということは、基地問題を争点化しない(現状維持)で沖縄の経済振興を図るという政府の言い分が矛盾しているのは明らかではないか。「米軍基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因」であることは、まぎれもない事実である以上、基地の撤退・縮小以外に県の経済発展は見込めないのである。

政府が提示する古くなって通用しなくなった嘘の方程式に、我々県民は騙されてはならない。とは言っても、頭の悪い安倍・菅コンビは、あいも変わらず嘘方程式をフル活用してくるだろう。業界団体に甘い人参のエキスをパンパンに染み込ませた嘘方程式を信じるように、強引に押し付けてくるだろう。

惑わされてはいけない。嘘方程式は毒饅頭だ。飲み込んだら最後、毒が身体中に回り、沖縄の将来が危うくなる。政府が握る国家予算は、彼らが働いて稼いだ金ではない。国民一人一人が納めた貴重な税金だ。その貴重な税金を、一兆円もかけて、沖縄に駐留する軍事的必然性のない海兵隊のためのピカピカの新基地を造ってどうするつもりだ? アホか。

日本の政治の宿痾は、戦後ずっと米国に軍事で押さえつけられてきたことにある。その壁を突き破り自立できない状況がいまだに続いている。その状況を打ち破り乗り越えない限り、日本の自立した外交・安全保障があり得ないことは、多くの国民が気づいている筈なのにズルズルと今日まで来てしまった。

しかもなんと、「我が国は100%米国と共にある」と言ってのける総理大臣が率いる戦後最悪の売国奴政権が6年近くも続いているのだ。

この腐敗した状況を打ち破るために、小さな沖縄では「今や経済発展の阻害要因でしかない」新基地建設阻止のために、日夜闘っているのである。政府にできなければ沖縄がやるまでのことだ。

玉城デニーの父親は、沖縄に駐留する米軍兵士だった。沖縄女性と兵士との間に、愛の結晶である可愛らしい赤ちゃんが生まれた。ハーフの女性は美しく、男性はハンサムが多い。ぼくが見てきた沖縄の多くのハーフはそうだった。

玉城氏も例外なくハンサムな容貌をしている。若い頃の写真をネットで見ることができるが、きっと多くの沖縄女性のハートを掴んだに違いない。

ただ不幸なことに、玉城氏が生まれる前に父親は米国に帰ってしまった。だから、玉城氏は父親の顔を知らないで育ったという。沖縄には、玉城氏と同じ境遇のハーフが沢山いる。

今から58年前の沖縄は極貧の時代だ。女一人で玉城少年を育てた母親は大変な苦労を重ねたはずである。玉城氏もきっと、人に言えない辛い日々を過ごしたことだろう。 しかし、人間の運命というものは実に不思議なもので、この辛く苦しい体験が後に活かされることもあるのだ。

玉城氏の経歴を調べると、例外ではないことがわかる。玉城氏の最終学歴は、上智社会福祉専門学校である。上智大学が創った専門学校で校舎は同大学内にあるらしい。

この最終学歴を見た時、ぼくの胸に去来する何かがあった。福祉専門の学校を選択したのは、少年期の辛い体験が影響したのではないのだろうか? と想像したのである。人の役に立ちたい、という気持ちが彼を動かした。それが一番の動機だった。

ぼくの勝手な想像だが、しかし、その後市議会議員になって政治の世界に飛び込んだのも、やはり、人の役に立ちたい、という気持ちが強かったからではないだろうか。恵まれない境遇にある弱い立場の人々のためになんとか力になりたい。

そのような姿が、彼の経歴から浮かび上がってくる。ぼくの想像が真実なら、玉城デニーという男は、実に好感の持てる人間ではないか。ぼくの想像が真実でなくても良い。翁長知事のような深い見識を持った政治家が、遺言で玉城デニーを後継者に指名したということは、翁長知事の心を動かす何かを玉城氏が持っていたからだ。

当然、翁長知事は玉城氏の経歴を熟知していただけでなく、現場での政治活動もつぶさに観察してきたはずである。その結果、後継者に指名した。もし、玉城デニー新知事が誕生すれば(是非誕生させたい)我々は、今までにない新しいタイプの知事を迎えることになる。

その出生、経歴からして、沖縄を象徴するような知事になるだろう。我々県民も玉城新知事を大いに支えようではないか!