沖縄よ! 群星むりぶし日記

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人口減少時代に国会議員は増員⁉️

参議院は昨日の本会議で、参議院定数を6増する公選法改正案を、自民・公明党の賛成多数で可決した。大義名分は、一票の格差是正だと言う。おいおい、ちょっと待てよ。向いてる方向が逆だろうが。

人口が減少していく時代において、一票の格差是正を言うならば、議員の数を削減するのが真っ当な政策であるはずなのに、政権与党の諸君は何を血迷ったか、6人も増やす法案を可決したのだ。

当然、野党は反対した。国民の多くも反対だろう。しかし、今の政界は自民・公明の圧倒的多数の横暴が繰り返される泥沼状態だ。

去年一年で、37万人も人口が減少したと言う。我が国の人口減少は9年連続だが、去年の減少幅は過去最大となったらしい。那覇市の人口が一年で消えた計算だ。異常とも呼べる現実が進行中である。

ところで、先の総選挙で安倍晋三は、少子高齢化を「国難」の一つに掲げていた筈だ。その国難が進行している。人口減少と少子高齢化は相比例する現象だ。とすればすなわち、安倍晋三の「国難」発言は眉唾もので、彼には虚言癖があることの証明でもある。言葉が軽すぎるのだ。

国難」ならば、何故国会議員を増やす必要があるのか?常識的に考えて、削減するのが当たり前ではないか。人口は減る、議員は増える、こんなことをやってはいけない事くらいは、賢明な中学生なら容易に理解できることだろう。

増員する代わりに高い歳費を削減すると言うなら、多少は理解できる。しかし、それどころか東北大震災の時、削減された歳費はいつの間にか元に戻ったことを考えるならば、歳費の削減なんて彼らの頭の中では禁句という固定観念になっている。この事については、橋下徹が繰り返し批判してきた。

いまの政治家は、国民のことよりも自分たちの身分の安定、利益だけを考えている。安倍晋三がその象徴的存在だ。視線が向けられるのは、自分を支持する人々、身内だけだ。

少数派の意見に耳を傾けて、良いところは取り入れるのが民主主義の本来のあるべき姿である筈なのに、今の安倍内閣にその姿勢は微塵もない。兎に角数に任せて強行採決を繰り返すだけ。

5日午後2時、気象庁は豪雨に対する警戒を呼びかける緊急記者会見を行った。午後8時半に京都市は8万人以上に避難指示を出している。ところが、同日午後8時半「赤坂自民亭」に安倍晋三の姿があった。赤坂の議員宿舎で毎月1回開かれる懇親会。西村康稔官房副長官が自身のツイッターに載せた写真には、竹下亘岸田文雄小野寺五典等の面々が写っている。

料理のテーブルを囲んで、楽しそうに酒を酌み交わしているようだ。豪雨警戒が発せられた地域住民に対する気遣いの念を彼らから感じ取ることは出来ない。

これが今の安倍政治の実態である。宴会から外部に漂う腐臭。外交も国防も米国に追随・従属する売国政治家ども、全員直ちに辞職しろ❗️