沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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安倍首相の北朝鮮完全非核化は現実的ではない

安倍首相とトランプ大統領には共通点がある。両者とも議会を軽視する点だ。安倍首相の国会答弁を聞いていると、質問をはぐらかして誠実に答えようとしない不実な姿勢が目立つ。ちょっとした個人攻撃に色をなして混乱し、反撃する様は実に子供っぽくて見ていられない。そんな質疑応答の光景を何度も見てきた。

一方のトランプ大統領は、議会の承認を得ずにシリアに巡航ミサイルを打ち込んだ。他国から攻撃されてもいないのに、勝手に他国を攻撃するのは明らかに国際法違反である。軍事超大国だから許されるというものではない。

なんのために国際法があるのか、素人政治家のビジネスマン大統領トロンプ氏は少しも理解していないようだ。こんな男が経済も軍事も世界最大の国家指導者と言うのだから、神の悪戯も度を超えている。

二人に共通するのは議会軽視だけではない。内政で不人気なのだ。安倍首相は、可哀想に森友学園加計学園自衛隊の日報問題、財務省次官のセクハラ辞任と立て続けに起こる不祥事で青息吐息だ。

同情したいところだが、彼の人間性を考えると、いい気味だ早く辞めろと言う感情しか湧いてこない。一方のトランプ大統領。不動産業でしこたま稼いだのは良いが、金にモノを言わせて羽目を外したのが運悪く裏目に出た。次々とセクハラスキャンダルが暴露され、とうとう現役のポルノスターに訴えられるところまで来た。

金銭で解決できると軽い気持ちで遊んだとすれば、女性の恐ろしさを知らなさすぎる、と言わなければならない。女性関係がこじれると、いかに恐ろしい結果になるか、援助交際まがいの付き合いが原因で辞任した新潟県知事が、見事に世間に示してくれたばかりである。

ポルノスター事件だけではない。トランプ政権は、相次ぐ閣僚の更迭、辞任で未だに足腰が定まらない状態だ。内政に火種を抱える哀れな二人が大統領の豪華な別荘地マール・ア・ラーゴで、政権浮揚の足掛かりにするべく会談した。同地で2度目の会談である。主題は北朝鮮の非核化と拉致被害者奪還、そして貿易不均衡の是正。

ビジネスマン・トランプ氏としては、秋に行われる中間選挙を有利に進めるために、貿易不均衡をどうしても是正したい、と言うのが本音だろう。北朝鮮の非核化問題は、自分で解決する、だからシンゾーの出る幕は限られているよ、これがトランプ氏の本心だろう。

安倍首相としては、なんとしても拉致被害者を救出したい、と思っているから、金正恩に強く要請するようトランプ大統領に執拗に頼み込んだらしい。

拉致問題へのシンゾーの情熱はすごいな。貿易問題とは迫力が違う。長年執念を燃やし、決してあきらめない態度はビューティフルだ。シンゾーの情熱が私にも乗り移った。最大限の努力をしよう」(産経ニュース)

報道された通り、トランプ大統領がそう述べたとすれば、頼もしい限りだ。是非、実行してもらいたい。心の底からそう願うし、最良の成果を得られるよう祈りたい。しかし、そうは言っても、やはり疑念は残る。

貿易問題は、それぞれの担当閣僚に任せれば良い。我が国にとって600億ドルの輸出超過は差し迫った問題ではない。拉致被害者の救出こそ最優先されるべき課題である。全国民がそう思っているはずだ。だから、安倍首相もトランプ大統領に強く訴えて、「 最大限の努力をする」との言質を引き出すことができたのだ。

素晴らしいことだ。ぼくは、安倍首相の政治哲学を全く評価しない人間だが、今回の交渉力に関しては大いに評価したい。しかし、やはり疑念が残る、と言わなければならない。それは、安倍首相の妥協を許さないとも受け取れる北朝鮮の完全非核化の主張だ。トランプ大統領ともこの線で了解済みだとされているが、しかし、トランプ大統領は、果たして完全非核化以外は交渉の余地がないと決めつけているのだろうか?確かに、彼のここ数日の言動を見る限りそう受け止めざるを得ないようなところもあるが、ぼくは必ずしもそうは考えない。トランプ氏が予測不能な人間だからということではない。

彼は、北朝鮮問題は自分の手で完全に片付けたい、と強く思っているはずだ。世界中に俺の政治的才能を見せつける絶好のチャンスが来た。失敗は許されない。そのためには、こちらの言い分が秤にかけて勝利の線を明示すれば、ある程度の妥協は呑まなければならないだろう。これまで積み上げて来たビジネスの経験値がそう告げる。

勝利のラインをどこに置くか。金正恩が言った「核兵器の実験は停止する、実験場は破壊する。中長距離弾道ミサイルICBMの打ち上げは停止する」だけでは充分とは言えない。米国に届くICBMは完全に廃棄してもらう。米国の直接的脅威にならないミサイルの保有は、シンゾーには悪いが認めても良い。勿論、拉致被害者の件は、正恩に強く迫る。そうした上で、後はシンゾーと直接話し合って解決するように確約を取り付ければ良いだろう。俺にできることは、そこまでで、シンゾーに義理を果たしたことになる。この線で決着できれば、一応この取引は合格したと言えるだろう。

トランプ大統領の腹の内は大体そんなところではないか、とぼくは予測する。日本人の拉致被害者は、トランプ大統領にとっては第三者にすぎない。だから彼が全面的に解決するのは不可能だし、その気もないだろう。精々頑張って金正恩に解決を迫り、安倍晋三と直談判するよう促すくらいのことしかできないはずである。

実際そうなった時、安倍首相があくまでも完全非核化を主張するなら、金正恩拉致被害者を返す事は考えられない。交渉は難航し、暗礁に乗り上げて解決不能で終わる可能性がある。頭の悪いお坊ちゃん政治家、安倍晋三ならやりそうなことだ。

そうなれば元の木阿弥、国民は絶望し、どうしようもない無力感に苛まれることになる。拉致被害家族の心情を思うと、全国民が言葉を失う。

そこで、拉致被害者の救済を心から願う一国民として、私見を述べたい。安倍首相は、完全非核化の主張を捨てて、北朝鮮の核保有を認めるべきである。拉致被害者の全員帰国を条件にして、核保有を認める交渉を行うべきである。米国に届くICBMは廃棄させ、その他の核兵器保有を容認する。

それで拉致被害者が全員祖国の土を踏むことができれば、安いものではないか。勿論、我々日本人は、北朝鮮が国際社会から核保有国として認められるという屈辱を受け止めなければならなくなる。

しかし、たとえそうなったとしても、物は考えようだ。日本が核武装する立派な口実ができたのだ。北朝鮮の核保有容認を奇貨として、日本も核武装する。拉致被害者を帰国させ、核武装をして、米国の従属国家の汚名を削ぎ落とす。

自主外交、自主防衛の方向へ国策を大転換させる。我々日本人が長年夢見たチャンス到来と言うべきではないか。この機会を逃したら、日本の未来に明日はない、と知るべし。射し始めた光は消え、再び希望が訪れる機会に恵まれる事はないだろう。

この絶好の機会を元の木阿弥にしてはならない。しかし、残念ながら今の安倍首相にこの偉業を達成できるとは思われない。ではどうしたら良いか?

答えはただひとつ。全国会議員が団結して一つの目標に向かって力を結集する事。安倍首相を先頭にして、彼の尻を叩き、知恵を授け、全員で支える事。目先の細かい利害関係は全て日本海に流して、全国会議員のエネルギーを一点に集中させて、無敵の炎を燃やせ!

そして安倍首相を先頭にして最強のメンバーで固めた交渉団を結成する。そこまでやらないと、異能の若き政治家・金正恩に勝てる目処が成立しない。金正恩は決して狂人なんかではない。それどころか、短期間で水素爆弾を完成させた力量を見れば、彼がいかに並外れた才能の持ち主か、憶測できるはずではないか。

北朝鮮という、地政学的に不利な環境で生き延びるためには、リーダーにはそれ相応の知性と胆力が必要とされる。厳しい現実を親から引き継いで、強大な周辺国に潰されないためには、どのような手段を用意しなければならないか、必死で考え抜いたはずだ。

その苦悩は、恵まれた国で暮らす人間たちには到底想像できるものではないだろう。朝鮮が歩んだ歴史を少しでも紐解くならば、朝鮮民族が味わった苦悩がいかに深刻なものだったか、どんなに想像力を逞しくしても表層を捉えることしかできない。鬼哭啾々、繰り返しこの言葉を噛みしめることで、やっと少し感じ取れるような気がするのみである。

朝鮮民族は、何度も亡国の悲劇を味わされた民族だ。反面、何度も地獄をくぐり抜けて来ているから強靭な精神力を持つ。優秀な人材も多い。にもかかわらず、絶対的に不利な地政学が彼らの悲劇を生み続けて来た。朝鮮半島を取り巻く国々、中国、ロシア、日本そして米国(在日米軍)は朝鮮民族が置かれた地政学的不利な条件に対して、最大限、理解する姿勢を示すべきだろう。

朝鮮半島の問題を良い方向に解決するためには、そこから出発すべきではないだろうか。決して同情せよと言っているのではない。同情など、誇り高き朝鮮民族にとって失礼にしかならない。何と言ってもまず彼らの置かれた現実を認識し理解することが大事なことではないか。

話が横道に逸れたが、言いたい事は、金正恩は決して侮れない人物だという事である。その知力、胆力は安倍首相と比較して数倍上回るのではないか、とぼくは見る。安倍晋三は恵まれた環境で育ったお坊ちゃんだ。まともな交渉をして金正恩に勝てる筈がない。

だから、完全非核化は現実的ではないから、まずは捨ててから交渉に臨めと提言している。そして繰り返しになるが、拉致被害者全員の帰国を条件に、北朝鮮の核保有を認める事。それ以外に、北朝鮮問題を解決する方法をぼくは見つけることができない。さらに拉致被害者の帰国交渉は難航が予想されることも指摘しておく必要がある。何故ならば、拉致されて数十年経過しているし、中には、北朝鮮での比較的優遇された生活に慣れて、帰国にほとんど無関心になっている人もいるだろうし、所在の確定が困難な人、など全体像を把握するには気の遠くなるような調査と、いつ果てるとも知れない時間が費やされる国家的プロジェクトになることは間違いない。

しかし、この機会を逃したら、運命の女神が戻ってくる保証はないのだ。もう一度言いたい。安倍首相を先頭に、全国会議員は一致団結して拉致被害者の救出に、命懸けで全身全霊投球せよ!