沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

チンピラと大物の違い

極右政党・日本第一党が昨日、辺野古新基地反対のゲート前に来て、例のごとく散々悪態をついたらしい。『Osprey Fuan Club うようよ対策課』の最新版が詳しく報じている。

動画を見ると実に酷いものだ。ヘイトスピーチを超えて、犯罪的言動そのものではないか。西遊記に登場する豚の妖怪・猪八戒によく似た桜井誠が何と叫んでいるか。

「アメリカ軍のその基地で君ら警備員やってるだろ、そして君たち本物の銃をつけてるだろ、だったら、かまわないから、こいつらぜんぶ撃ち殺せ!」

と、機動隊に向かって平然と叫んでいるのだ。明らかに犯罪的言動だ。警察は現行犯逮捕するべきだろう。なぜ警察は黙っているのだ?新基地反対派を取り締まる役柄上、逮捕を躊躇しているとでも言うのか?猪八戒に侮辱されて悔しくないのか。それでも日本男子と言えるのか。情けない。即刻逮捕せよ!

それでも、常識ある我々一般市民は、こんなこけおどしの極右バカを許すわけにはいかない。こんなうすのろ極右が堂々と幅を利かすような世の中にしてはならない。押しかけて来た人数の正確な数は定かではないが、その中に西村斉なる人物がいる。

この男は、京都朝鮮学校襲撃事件やロート製薬強要事件で3年6ヶ月の実刑を受けた前科者だ。この男も吠えに吠えまくっている。聞くに耐えない、反吐の出そうな汚い言葉の連発。

さらに驚くべきことがある。昨日、日本第一党沖縄講演会があったらしい。これだけでも噴飯ものだが、なんとつい数日前、暴力事件で有罪判決を頂戴した、あの嘘つき暴力男・依田啓示が桜井誠と同席しているではないか。

類は類を呼ぶとはまさにこのことだ。さらに依田啓示と西村斉の二人が一緒に並んで立ち、親指を立てるポーズの写真もある。是非『うようよ対策課』をご覧頂きたい。

さて、右翼にも賛同できるところとできないところがある。その区別は任侠道があるかないかで決まる。桜井誠が率いる日本第一党には任侠道のかけらさえない。何故なら、任侠道とは弱者の側に立ち、理不尽な強者に立ち向かう男道だからだ。桜井らがやっている事は、弱者を攻撃し、理不尽な強者に頭を下げるチンピラ道だ。

彼らとは逆に、弱者の側に立って、理不尽な強者に対して真っ向から立ち向かう右翼の大物として、朝堂院大覚総裁をあげることができるだろう。J.R.Pテレビで活発に言論活動を展開している、あの朝堂院総裁である。

朝堂院総裁は右翼の範疇には収まらないスケールの大きな人物だが、ぼくは総裁の生き様に、なぜか任侠道を感じるのだ。総裁のように真に強い男は、決して弱者を脅して叩くような事はしない。

その意味で、日本第一党に群がる連中は全員チンピラであり張子の虎に過ぎない。彼らの行動、言動を見るとそうとしか言えない。朝堂院大覚総裁とは月とスッポン、ダイヤモンドと石ころ以上の違いがある。勿論、任侠道に生きる右翼は、総裁だけではない。総裁が言うように他にも多数存在する。ぼくは総裁の言葉を信じる。

任侠道を身につけた右翼が辺野古へ来て、新基地建設反対派に罵詈雑言を吐く光景は、とても想像できるものではない。

ところが、桜井誠や西村斉のようなチンピラ右翼は、平気で高齢者を馬鹿にし、死ねと言う言葉を使うのだ。こんな男のどこに任侠道があると言えるか。更に付け加えると、暴力男依田啓示と活動を共にし、終始応援している我那覇真子も輪をかけたようなチンピラ右翼だ。

言葉は勇ましいが、言っている中身は、沖縄が歩んで来た苦難の歴史を少しも考慮しない薄っぺらの言葉だけ。桜井誠や西村斉らと深いところで通底している。

我々は、我々の郷土沖縄を日本第一党や「沖縄の声」が幅を利かすような暴力的で寒々しい社会にしてはならない。これらチンピラ右翼連中が平気で闊歩する、子供達が恐怖に立ちすくむような社会にしてはならない。彼らの欺瞞と横暴を、力を合わせて阻止粉砕しなければならない。