沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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翁長知事代替案に慎重姿勢

今朝の琉球新報は、翁長知事の辺野古新基地に代わる代替案の発言について報道している。

翁長知事の発言。「(日米両政府にとって)現行案よりも厳しい案を出しても(両政府が)OKするわけない。代替案が出るということは譲歩であり、県民がまだそれを理解するような状況ではない。代替案を出すからには妥協が大事だが、県民が妥協する要素は今のところない。私の政治的なセンスからすると、権力の弱い沖縄から、(日本政府に対し)これでどうかと話をして物事が進むような、良くなるようなことは、今のところ見えない」

この翁長知事の発言は、知事の心境を読み解くうえで、又、知事の政治手法を理解するうえで非常に重要と思われる。まず翁長知事の頭の中に代替案があるのは間違いない。しかし、その代替案が具体的にどのようなものかについては言及していない。にもかかわらず、ここが大事なポイントだが、「 代替案が出るということは譲歩であり、県民がまだそれを理解するような状況ではない。代替案を出すからには妥協が大事だが、県民が妥協する要素は今のところない。」と言っている。

この発言の意味するところは、< 私は代替案を持っているが、それはキャンプシュワブに代わる県内移設である。県内移設(キャンプハンセン?)である以上、今まで主張してきた県外移設から一歩後退した譲歩であり、県民は納得しないだろう。私は政治に妥協はつきものだと思っているが、今のところ県民が政治的妥協を認める要素は見当たらない。>

というふうに、ぼくは解釈する。そして問題なのは、この場合の県民とは一体誰のことを指しているのか、はっきりしないことである。もし一般的な意味での有権者とすれば、翁長知事の発言はおかしい。何故なら、代替案をこれまで一度も示したこともないのに、県民が譲歩ないし妥協を認めないだろうと勝手に決めつけているからだ。これはおかしい。そこでぼくなりに解釈すると、翁長知事のいう県民とは、実は県政与党の議員達のことではないか、とりわけ所謂、革新系と呼ばれる議員達を指しているのではないか。革新系議員なら、県内移設に反対するだろう。安全保障に関しては、視野の狭い連中だから、さもありなん。

この仮説が事実なら、翁長知事に同情すると同時に残念と言わざるを得ない。革新系と保守系の合流は、アイデンティティーの強い沖縄でもやはり無理なのか。翁長知事の政治的力量に期待していたのだが。勿論、以上述べてきた事は、すべてぼくの独断的解釈にすぎない。

ついでに言わせてもらうなら、翁長知事の次の発言はいただけない。「 私の政治的なセンスからすると、権力の弱い沖縄から、(日本政府に対し)これでどうかと話をして物事が進むような、良くなるようなことは、今のところ見えない」

翁長知事と雖も、このような発言は慎むべきだろう。と言うより、これは敗北宣言に等しい、と言わざるを得ないからだ。安倍内閣がどんなに分からず屋の強権的政権としても、県民から30万票も頂いた沖縄県知事としては、代替案があれば、政府に対し堂々と提案するべきである。そして政府から拒否されたならその理由と経過を県民に明らかにすれば良いだけの話だ。

それよりも何よりも、奥港と本部港の使用許可を早急に取り消すべきだろう。カヌーで日々、命がけで必死に抗議を続ける県民に対し、後ろから石を投げるようなことをしてはダメだ。今すぐにでも許可を取り消せ!