沖縄よ! 群星むりぶし日記

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ニコルソン四軍調整官よ、沖縄から全軍撤退したらどうだ

在沖米軍の様子が明らかに異常だ。米兵による犯罪・事故は今まで絶えることはなかったが、最近の異常な多発振りに多くの県民は恐怖を感じているのではないだろうか。昨年の米軍属による女子暴行殺害事件。そして今回の飲酒運転による交通死亡事故。昨年の事件と今回の事故で、ニコルソン四軍調整官は翁長知事に深々と頭を下げて謝罪した。軍服姿の在沖米軍の最高司令官の惨めな姿は、45年前に沖縄が祖国復帰したから見られる特異な光景である。
復帰以前の米国占領下における沖縄の最高権力者は高等弁務官であった。もし同じような事件・事故が起きても、琉球政府主席に深く頭を下げる高等弁務官の姿を、誰も想像できなかったに違いない。祖国復帰して日本国憲法が沖縄に適用されたおかげである。時代は大きく変わった。ニコルソン四軍調整官はさぞ悔しかっただろう。「自分の在任期間中に、あのいけ好かないオナガに二度も頭を下げさせられるとは俺もついてないな。あゝ沖縄はなんて嫌らしい所なんだ。沖縄の空も海もウチナーンチュも大嫌いだ。Fuck you! 」ニコルソン四軍調整官がそう思ったかどうか確信は持てないが、何しろバリバリの規律正しい現役軍人だ、はらわたが煮えくりかえったのは間違いない。しかも頭を下げさせられる屈辱を味わったのは、ニコルソン氏だけではなかった。飲酒運転して死亡事故を起こした上等兵ニコラス・ジェームズマクリーン容疑者が所属するキャンプ・キンザー司令官のスコット・ジョンソン大佐は22日、那覇市役所を訪れ、城間幹子那覇市長に深々と頭を下げて謝罪したのである。
明らかに在沖米軍に異常事態が起きている。米国の財政難に因るものか、軍隊内の規律の緩みが原因なのかよく分からないが、軍隊内の混乱が我々県民に向けられては困る。米軍は外国の軍隊だ。良き隣人になろうとしても限界がある。治外法権の軍隊が駐留する以上、米兵と沖縄人の友情は砂上の楼閣に過ぎないと考えた方が良い。ニコルソン四軍調整官よ、これ以上貴殿の部下が事件・事故を起こす度に、翁長知事に頭を下げるのは嫌だろう。そこで提案したい。
思い切って全軍、沖縄から撤退したらどうだろうか?そうすれば屈辱を味わうこともなくなるし、軍人としての誇りを保つことができると思うが、どうだろうか?
なに抑止力に関しては何も心配する必要はない。果たして中国が沖縄を攻めてくるかどうか、米本国で見守ってくれるだけで良い。日本の自主防衛力が如何程のものか、とくと観察するが良い。