沖縄よ! でぃぐぬ花日記

祖国は日本。郷土は沖縄。日本国を愛し、沖縄を愛する者として、発信していきます。

沖縄はイデオロギーよりアイデンティティーだ

昨日午後、CH53米軍ヘリコプターが訓練中に故障し、民間地に不時着して炎上した。県内報道機関はもとより本土の大手メディアも大々的に報道した。

最近特に在日米軍の事故が相次いでいる。イージス艦二隻が衝突事故で大破したのをはじめ、県内ではオスプレイの事故が頻発している。そして今回のCH53ヘリの炎上事故だ。現場近くの住民は恐怖で震えたに違いない。明らかに異常事態である。その最大の原因は、おそらく米国の財政赤字にあるのではないか、とぼくは推測する。

 米空母艦載機の何割かは飛べる状況にない、それほど米国の今の財政状況は悪い、と元キャスター木村太郎氏がある番組で指摘していた。それが事実なら、事故はこれからも頻発するだろうし、取り返しのつかない大惨事となる可能性だってありえる。

特にオスプレイは他の機種と比べて、点検ヶ所の点検回数が多く、そのぶん整備員による見落としの恐れが多分にあると指摘されている。訓練が増えるにつれ、整備員の疲労も大きく影響するだろう。我々沖縄県民はこのような環境下で生きていくことを強いられているのだ。

そのような不安な中、琉球新報は「新しい風・にぬふぁぶし」が昨日発足した、と言う小さな記事を載せた。共同代表に前那覇市議会議長の金城徹氏と真栄田絵麻宜野座村議が就任した。

<金城氏はあいさつで「 知事選以降、オール沖縄はややもすると革新勢力に頼りすぎていた。保守支持者の声を集約し、表現する体制がなかった。保守勢力の一員として再びオール沖縄の一翼としての気概を示す時だ」と語った。

また結成総会に参加した翁長雄志知事は「 沖縄はイデオロギーよりアイデンティティーだ。もう一度、新しい沖縄の保守のあり方を考えて、革新の皆さんも腹八分、腹六分で、皆で心を一つにして頑張っていきたい」と述べて設立を歓迎した。>

「沖縄はイデオロギーよりアイデンティティーだ」と言う翁長知事に、多くの県民は共鳴するだろう。しかし沖縄の政治の不幸は本土の政党に系列化を強いられる、という他律的運命にある。沖縄は独自の歴史と文化を持っているのだから、沖縄の実情に基礎を置く独自の政党があって然るべきだが、そうなると国会で100分の1の圧倒的少数派となり、独自政党が掲げる政策の実現は完全に不可能となる。

だから意に沿わなくても、本土の政党に系列化して沖縄の声を聞いてもらうということにならざるを得ないのである。面積も人口も本土の100分の1しかない圧倒的少数派という不利な条件の中で、我々沖縄県民は少数派なりの知恵を働かさなければならない。

それが「沖縄はイデオロギーよりアイデンティティーだ」という思想だ。周囲を海に囲まれた小さな島に借り物のイデオロギーなど必要ない。我々ウチナーンチュは先祖代々、各地域の共同体意識が強い。助け合う精神も伝統的に強固である。独自の歴史と風土と文化がお互いの絆を結びつけてきたのだ。

長い歳月をかけて築き上げた共同体意識を分断するようなイデオロギーは必要ない。借り物のイデオロギーを前面に出すよりも、内発的共同体意識で一つにまとまる方が、沖縄県全体の利益になるだろう。

本土の政党に系列化しなければならない現状ではあっても、県選出の国会議員は全員で心を一つにして県民のために働いてもらいたい。そして「新しい風・にぬふぁぶし」には大いに期待するし、是非頑張ってもらいたいと思う。寛容な精神で保守も革新も心を一つにするべきだ。我々は同じウチナーンチュじゃないか!

「にぬふぁぶし」は心に響く良い名称である。できれば当ブログの名称に使いたかった。「沖縄よ!にぬふぁぶし日記」。にぬふぁぶしに恋するでぃぐぬ花。