沖縄よ! でぃぐぬ花日記

祖国は日本。郷土は沖縄。日本国を愛し、沖縄を愛する者として、発信していきます。

8回目の辺野古:我々はすでに精神的に勝利している!

昨日辺野古へ行った。帰宅後、疲労が激しくブログに書き込む余裕がなかった。昨日、県庁前広場で乗り込んだのは15名。高速インター前で3名加わり総勢18人になった。先週予告した、沖縄大学内の掲示板に辺野古行きを推奨するポスター作成の件の結果報告をした。
独自作成のA3サイズのポスターを担当部の学生支援センターに持って行き、担当者に渡した。スタッフで検討してから返事をよこすとのこと。数時間後、携帯が鳴った。返事は次のようなものだった。大学側としては、メッセージ性の強いポスターは掲示できない、イヴェントのお知らせの類のものなら可能であるとの返事を受け、残念ながら採用されなかった、という内容の報告である。少しも過激な言葉は入っていないにもかかわらずメッセージ性が強いというのは、要するに少しでも政治性を帯びたものはダメという意味だろうと受け止めた。しかし、どうしても若い大学生諸君に辺野古の現実を実際に見てもらいたい気持ちは強いので、チラシを作成して配布することも考えていると付け加えた。ぼくの熱意は同乗者全員に伝わったと思う。色々と提案する発言がなされたからだ。今日も世話役の比嘉さんの明るい性格のおかげで、車内は和みっぱなしである。この人は、本当に話が巧みで、ユーモアもあり、明朗で知的、しかも思いやりがある。小柄でふっくらした女性だが、魅力的だ。比嘉さんに会うだけでも良い、ぜひ辺野古行きのバスに同乗してもらいたい。その価値は十分あると保証する。そして、もう一人知念さんという男性がいるが、この方はなんと、辺野古へは500回以上参加しているという強者だ。辺野古の座り込みが始まった当初からの参加者の一人で、辺野古のことならなんでも教えてくれる信頼できる人物であり、同時に尊敬すべき男性である。この日も、新基地建設の問題点を様々な角度から分析して淀みのない説明をしてくれた。彼も話が上手い。ウチナーンチュ独特のユーモアのセンスもある。参加者全員から一目置かれる人望の厚い人である。伊芸エリアで10分間休憩の後、辺野古に着いた。エアコンの効いたバスを降りると暑さでムッとする。しかし、辺野古の緑は心をなごましてくれる。歩道沿いに植えられた植物で、正式名はわからないが、サルスベリの一種らしい木の枝に咲き乱れる赤紫の花々が朝陽を浴びて美しい。対照的に、フェンスの向こう側に日米地位協定で立ち入りが許されない、不気味な海兵隊基地が永遠と続いている。ローテーションで東南アジアを遠征するため、半年以上沖縄を留守にする在沖海兵隊。実際歩道沿いに広大な基地内を観察しても、多数の建物と草色の米軍車両が存在するだけで、海兵隊員はほとんど見られない。一体建物の中に、どれだけの人数の兵隊が残っているのだろうか?恐らく秘密事項で、日本側に知らされることはないだろう。驚くほどほんのわずかではないか、とぼくは様々な情報を元に推測するのだが。それでも、建物の中は24時間エアコンをつけっ放しらしい。「思いやり予算」というふざけた名前の日本人特有のおもてなし精神のおかげだ。前防衛大臣中谷氏によると、在日米軍の駐留経費に占める日本側の負担額は、総額の85%に上るらしい。兵士に支払う給料以外は、全て国民の税金で負担していることになる。なんという理不尽・不条理であろう。しかも、沖縄に海兵隊を駐留させる戦略的必然性についての徹底した議論が政府の中で交わされた形跡すらないのである。愚鈍な指導者をいただく国民は不幸であると言わなければならない。参加者のほとんどはテントの中にいる。全島各地から集まった人数は100人は超えている。那覇組が少ないだけに心配したが、この人数を見て少し安堵した。我々もテントの中に入る。陰に入れるだけでありがたい。指導的立場の人たちが代わる代わるマイクを握り、現状の説明とその他いろいろの話があった。我々が到着前の工事車両の搬入はなかったらしい。マイクでの説明が続く最中、右手の方向から、何やら聴き覚えのある日本の童謡が大音響で迫ってきた。何事だろうと思ったら、右翼団体「大日本忠仁社」の車がやってきたのである。すかさずマイクの声がいう。「私たちの応援団が来たようです。皆さん、拍手で迎えましょう!」100名を超える参加者全員が、大日本忠仁社の黒車を大きな拍手で迎えた。我々の目前を通り過ぎながら、グロテスクな黒車の窓から団員が何か叫んでいるが、我々の大きな拍手にかき消されて、何をほざいているか聞こえない。機転を利かしたマイクの話し手と我々の鮮やかな勝利である。しつこくUターンして来たが、同じ様に大拍手で送り返してやった。チンピラをまともに相手にするほど、我々は暇人ではないのだ。昼食もそのままテントの中でとることになった。仲間同士、様々な話題について話が弾む。13時半ごろ、機動隊が動き始めたという知らせが入った。全員、工事用ゲート前に行き座り込む。やはり、暑い。それでも整然と座り込む。機動隊がゾロゾロとやって来た。「機動隊は帰れ!」コールの中、一人ひとり、次々に排除されていく。彼らのやり方は必ずしも暴力的とは言えない。我々も非暴力に徹するが、ただ簡単には排除されまいと、頑強に抵抗する。ぼくはいつもの様に最後尾に座っていた。二人の隊員に両脇を抱きかかえられても自ら動くことはしない。するともう一人が足を抱きかかえて3人に歩道の一角まで運ばれた。いつものパターンだが、非暴力に徹する限り、今の所この方法しかないのだ。歩道の一角で我々はかなり長時間、約1時間近く機動隊に取り囲まれて身動きが取れない状態に置かれた。機動隊員に向かって抗議し説得を試みる。「ここはアメリカじゃないぞ。日本だ、沖縄だ。」「弱者を抑圧して強者には頭を下げる。恥ずかしいと思わんのか。日本男児の誇りはどこに行ったのだ?」「君たちの向いている方向が違うんだよ。我々を排除するんじゃなく塀の向こう側の海兵隊を排除すべきだろう。」「ウチナーンチュ同士争ってどうする?我々は、祖先も歴史も同じ同胞じゃないか。」「君たちに真の勇気があるなら、我々と一緒に戦おうじゃないか。強大な米軍に立ち向かって、日本の歴史を変えようじゃないか。」「海兵隊が沖縄に駐留する必然性がないことは多くの専門家によって証明されている。安全保障をもっとしっかり勉強しろよ。」「我々は君たちの未来のために戦っているんだぞ。君たちの子供、生まれてくる孫たちのためにたかっているんだぞ、なぜ分かってくれないのだ。」こういった内容のことを、大声で繰り返し訴えた。無論、彼らは黙ったままだ。しかし、嫌な顔をしたり、迷惑そうな表情を見せる隊員はいない。中に一人、明らかに顔色が変わり目頭が熱くなる隊員がいた。ぼくの言動が憎くて、悔し涙目になったのだろうか?それともぼくの言葉の何かが彼の琴線に触れて自分の立場を情けないと思った結果なのだろうか?彼の胸中を知ることはできないが、後者であってほしいと思う。もし仮にそうであるなら、彼には辛いだろうが、しかし良い意味で、彼の人生が変わるきっかけになるかもしれないからだ。他に変わる仕事が探せなくとも良い、現職にとどまって良いから、沖縄の歴史、日本の安全保障をもっと、より広く深く勉強してほしい。必ずプラスに作用して、良き機動隊員に成長することを祈るだけである。彼らはほとんどがまだ20代の人生経験が浅い若者だ。彼らの人格を貶める様な残酷な言葉を投げつけてはならない。バカ、アホ、死ね、人殺し、などは絶対に使ってはいけない言葉だ。それは単なる反発と拒否反応を誘発するだけだからだ。そうではなく、筋の通った、彼らの思想、行動を反省させる様な説得をすべきだろう。ぼくは自分の言葉を彼らにぶつける時、決して冗談をいうつもりなどない。語調は強いかもしれないが、真剣勝負で向き合っているつもりだ。愚鈍でも同じことを忍耐強く繰り返す他ないだろう。15時半ごろ機動隊の全車両が、基地内から引き上げるのが確認されて、本日は散会となった。ところが帰りのバスで事件が起きた。伊芸エリアで休憩した後のことである。マイクを握ってぼくが「沖縄育ち」を歌っている最中、騒ぎが起こった。伊芸エリアに一人置き忘れたらしい。女性の今村さんだという。バスは高速を走っている。さあどうする、ということになって、当然引き返して拾うべきだろう、ということになった。石川のインターで降りて、金武のインターから入り直すことになった。かなり時間がかかるので、途中まで歌った「沖縄育ち」を催促する声が上がった。その声に対して、「今村さんが無事に生還されるのを確認できたら、その祝福のために歌いましょう。」と返すと、車内はドッと爆笑に包まれた。伊芸エリアで無事、岩村さんを拾い、帰りを急いだ。当然、約束した歌を岩村さんのために唄った。全員疲れているはずだが、比嘉さんのリードで終始和やかである。みんな精神的にタフで、余裕さえ感じられる。我々は精神的に、すでに勝利しているのだ、と強く感じた。県庁前広場に着いたときは、17時半を回っていた。これまでに一番遅い帰宅時間である。機動隊と張り合って疲労困ぱいし、おかげで熟睡できた。翌日(今日)は心身ともに爽やかである。

お知らせ: 保守も革新も無党派層の人も辺野古へ行こう!海兵隊は沖縄に駐留する必然性はない!海兵隊は抑止力にならない !
毎日無料高速バスが出ています:参加費はカンパのみ
月曜日 午前9時発 平和市民連絡会
火曜日 午前9時発 オール沖縄那覇の会
水曜日 午前6時発 平和市民連絡会  
午前9時発 島ぐるみ会議
木曜日 午前9時発 平和市民連絡会
金曜日 午前9時発 平和市民連絡会
土曜日 午前6時発 平和市民連絡会  
午前9時発 島ぐるみ会議
 (いずれも県庁前広場発:受付8時半〜)