沖縄よ! でぃぐぬ花日記

祖国は日本。郷土は沖縄。日本国を愛し、沖縄を愛する者として、発信していきます。

二つの顔を持つ水島総

ぼくが知る限りでは、水島氏は保守論客の一人であり、その思想は、国体護持、自主憲法・自主防衛論が中核をなすものだと、理解している。
しかし、彼の東京での主張と、沖縄での主張は大きく異なる。チャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」において、自ら司会を務めて、地元のキャスター達と、何度か議論を交わす映像がネット配信されているので、それを見ることで、水島氏が沖縄をどのように認識しているかがよく理解できる。
今月13日、祖国復帰記念日の2日前、沖縄支局において、討論会が行われた。司会役は水島氏で、沖縄側から金城テル、又吉康隆、ボギーてどこん我那覇真子、我那覇隆裕の各氏、本土側から、鍛冶俊樹、三輪和雄、佐波優子の各氏という顔ぶれだ。
彼らの討論を聞いて思ったことは、水島氏はじめ、本土側の人は全員、沖縄の文化や歴史に対する知識が浅い、という事実である。沖縄支局に居合わせた視聴者のほとんどは水島氏と一緒に来た本土の人たちだ。二十数名いたと思うが、これだけの人数で、わざわざ沖縄に来るなら、せめて沖縄の歴史と文化の基礎知識ぐらい勉強してから来てもらいたい、と感じるのは沖縄の人間からすれば当然のことだろう。
彼らの来沖の真の目的は、復帰45年を祝うためとしているが、それは建前で、本音は沖縄の左翼批判、翁長県政批判であるのは明らかだ。
それから2日後の彼らの行動を見ると、それが良くわかる。辺野古へ行って彼らがやったことといえば、去年と同じように、辺野古漁港にテントを構えた反対派に向かって、全員が大きな日の丸を立てて、代わる代わるマイクで左翼思想批判を展開したのだ。
保守の信条を考えるなら、それ自体は良しとしよう。しかし、彼らは現在進行中の辺野古海兵隊基地建設には反対しないのである。国体護持、自主憲法・自主防衛論者であるなら、せめてキャンプ・シュワブのゲート前で、同じように全員で、大きな日の丸を立てて、日本に占領軍の駐留は許さない、と反対の声を上げるべきではないか。
しかし、水島氏はそうしなかった。那覇市では、県庁前で翁長知事批判を繰り広げた。そして、復帰記念日に一つの日の丸も見当たらないのは何故なのかと、マイクで喋りながら、国際通りを練り歩いたのである。
沖縄の人がなぜ、復帰記念日を心から祝う気になれないのか、本土の人間は不思議に思うかも知れないが、それは本土の人たちの認識不足が原因だ。復帰することで、日本国憲法下で人権が保護されるようになったことを思えば、祖国復帰自体は良かったと、結果論からいえばその通りと言えるかも知れない。しかし、その歴史過程の内実を考えると、複雑な屈折した感情が沖縄の人間にあるという事実を彼らは知らない。「本土並み返還」佐藤総理のこの言葉に、県民(否、まだ県民ではない、ウチナーンチュ)の多くは米軍基地の大部分は撤去返還されるものと期待した。自分たちの土地が帰って来ると信じた。
しかし、これが最初の大嘘だった。ウチナーンチュは失望し、落胆した。復帰が実現した後も、本土の政治家、官僚達の嘘は、大小織り交ぜて続いている。だから、本土に対する不信感が、今も根強く存在している。
この辺の事情をよく理解するためには、沖縄に来るだけでは不十分である。水島氏がやっているような、保守派同士の交流だけでも、不十分だ。保守派にとどまらず、できるだけ多くの沖縄の人々と、偏見抜きに付き合って交流を深めて初めて、沖縄の人の内にある情念を理解することが可能になるはずである。そのためには、どうしても長い月日と忍耐が必要になる。しかし、水島氏には、その労を取る気はないらしい。地元の保守派の主張を聞くだけで十分らしい。それだから、本土から大挙して仲間を引き連れて、大量の大きな日の丸を掲げて、国際通りを練り歩く姿が、我々沖縄県民には、異様な光景としか映らないのである。
東京では、国体護持、自主憲法・自主防衛論を主張する水島氏は、沖縄に来ると、占領軍の駐留を容認する人間へと豹変する。本人はその矛盾に気づかないのだろうか?だとすれば、あまりにも鈍感すぎる。ぼくはこんな人間は信用しないことにしている。
それでも、いつの日か沖縄に対する認識が深まり、大勢の仲間とともに、大量の大きな日の丸を掲げて、キャンプ・シュワブのゲート前で、占領軍の新基地建設反対の雄叫びを上げることを期待したいところだが、多分、無理であろう。
水島氏は、沖縄では、似非保守に過ぎないのだ。

 

お知らせ(辺野古へ行こう!)

月曜日 午前9時発 平和市民連絡会
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水曜日 午前6時発 平和市民連絡会  午前9時発 島ぐるみ会議
木曜日 午前9時発 平和市民連絡会
金曜日 午前9時発 平和市民連絡会
土曜日 午前6時発 平和市民連絡会  午前9時発 島ぐるみ会議
 (いずれも県庁前広場発)