政府が翁長知事を権限乱用で損害賠償請求を検討している、と産経ニュースが報じている。
権限乱用で工事が中断した損害額を算出し、個人資産で賠償を求める、としている。金額は数億円になるらしい。国家賠償法に基づくとのことだが、事実とすれば恐ろしいことだ。
ぼくは法律家ではないから、法律上の正当性を論じることはできない。生活者としての個人的常識から判断するほかないのだが、政府の強硬な姿勢に恐怖を感じる。
これでは民主的手続きで選出した県知事といえども、政府の政策に反対するのは許さない、と言っていることと同じで、果たしてこんなことが実行可能なのだろうか?
まるで公権力による恐喝ではないか。今の安倍政権は何か異様な感じがする。歴代政権の安全保障政策の無策ぶりのツケを、翁長知事に負わせるとは、傲慢ぶりも甚だしい。
ぼくは安倍政権に反対である。辺野古米軍基地は呪われた基地になるのは間違いない。これを強行すれば、安倍政権は呪われた内閣として歴史に刻まれることになるだろう。