沖縄よ! でぃぐぬ花日記

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在沖海兵隊は抑止力になんの役にも立たない!

昨日の沖縄タイムスのウエブサイトに、柳澤協二氏の論文が載っている。その主旨は在沖海兵隊の抑止力の不要論であるが、論理的に明確で説得力がある。

「 日米両政府が普天間の県内移設にこだわる理由は抑止力である。抑止力とは、一体何なのか。そして、海兵隊が沖縄にいることは、どういう意味を持っているのだろうか。(中略)

中国は、いかなる脅威なのか。真っ先に思い浮かぶのは、日本の領有に中国が異議を唱える尖閣だ。そこで、海兵隊が沖縄からいなくなれば中国に誤ったメッセージを送ることになる、と懸念する声がある。

一昨年改定された日米防衛協力のための指針(ガイドライン)では、離島防衛は主として自衛隊の役割とされている。2013年の防衛計画の大綱は、離島防衛には海上・航空優勢の確保が重要であると述べている。

離島防衛は自衛隊の仕事であり、しかも、相手が泳いで来るわけではないので、海上・航空の戦いになるということだ。

陸上自衛隊は、離島奪還作戦のため、長崎県を拠点とする3千人規模の水陸機動団を新設しようとしている。海上・航空優勢を奪われている離島にどうやって上陸するのか、理解できないが、米軍再編後に辺野古新基地を拠点に沖縄に残留する31海兵機動部隊以上の規模を持つ水陸両用戦部隊である。

それでもなお、海兵隊がなければ離島を守れないのだろうか。仮に海兵隊が投入されれば、島をめぐる小競り合いの域を超えて米中の本格的武力衝突になる。その結末は、沖縄にミサイルが飛んでくるということだ。

中国向けの抑止のメッセージとは、米国が介入するということだ。だが、使われない海兵隊が沖縄からいなくなっても米国の意図が誤解されることはない。

むしろ、米国が海兵隊を中国向けに使う、そのために辺野古が必要という誤ったメッセージのほうが、はるかに危険だ。」(2017年2月26日付沖縄タイムス総合面から転載)

尖閣防衛に海兵隊はなんの役にも立たないし、海兵隊に倣って、自衛隊が新設しようとしている水陸機動団も全く無意味である事は、軍事知識に素人であるぼくのような人間にとっても、少しばかり具体的な想像力を働かせば、簡単に分かる事である。

無人島の小さな尖閣諸島中国軍が上陸したと仮定する。それを奪還するために、水陸機動団を派遣して、狭い島の中で、中国軍自衛隊が銃撃戦を繰り広げる場面を、いったい誰が想像できるだろうか?

さらに仮定して、我が自衛隊中国軍を殲滅したとする。それで尖閣戦争が終わるわけではない。次に中国は軍艦を派遣し、戦闘機を飛ばしてくるはずだ。そして尖閣諸島の水陸機動団は全滅させられる。

その時、米軍が動くと仮定して、果たして、オスプレイを飛ばして海兵隊を派遣するだろうか?オスプレイは戦闘ヘリではなく、単なる輸送ヘリである。しかも、海岸に不時着して、バラバラに分解するようなやわな構造の飛行機である。オスプレイの出る幕はこの時点で、もはやない。

米軍が本気になれば(尖閣問題で本気になるとは思わないが)、嘉手納から世界最強の戦闘機を飛ばし、横須賀から世界最強の空母打撃群を派遣するだろう。それに対抗する覚悟が、果たして中国にあるかどうかは誰にも予測できまい。直ちに停戦を宣言して、戦後処理交渉に入るか、戦争を続行するか、中国側の胸の内は知るよしもないが、続行となれば、米中全面戦争となる危険性は大いにあり得るだろう。そして次第にエスカレートして、核兵器のボタンが押される可能性がある。

米軍は広島と長崎に核爆弾を投下した実績がある。毛沢東は自国民を二千万人以上殺害したとされている。この歴史事実を見ると、米中が核兵器を飛ばし合う未来を想像するのは、決して空想の領域だとは言えない。

話が先走り過ぎたようだ。ぼくが言いたい事はつまり、柳澤氏が言っているように、離島防衛には海上・航空優勢の確保が重要であって、海兵隊も水陸機動団も役に立たないと言う事だ。

従って、我が国の抑止力は、嘉手納空軍基地と横須賀の第七艦隊と我が自衛隊で十分すぎるほど十分である。沖縄から海兵隊が全面撤退しても、痛くも痒くも無い以上、辺野古米軍基地は全く不要である。