沖縄よ! 群星むりぶし日記

沖縄を、日本を、そして掛け替えのない惑星・地球を愛する者として発信していきます。

海上保安庁に内なる国家理念はあるか?

我が国の防衛省、外務省、そして海上保安庁に内なる国家理念はあるか?これら行政組織に日々、理不尽な行動が散見される。今日の沖縄タイムスは、次のような記事をネット配信している。

《 「突っ込んできた」 辺野古の海、フロート外で抗議船と海保ボート衝突【動画あり】
8日午前9時20分ごろ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沖で海上保安庁のゴムボートが新基地建設に反対する市民の抗議船に衝突した。市民側が撮影した動画によると、現場は進入防止用のフロート(浮具)の外側だった。

抗議船の左舷後方が長さ約1メートルにわたってひび割れ、ゴムボートも左舷前方の外装がめくれて、内部構造が飛び出した状態になった。けが人はいない。
抗議船に乗っていた市民(52)は「海保は減速せず突っ込んできた。メキメキと音がして船が壊れるのかと怖かった」と話す。別の市民も(43)も「海上保安官は『危険運転するからだ』と言ったが、真っすぐ進んだだけ。めちゃくちゃだ」と怒った。
一方、第11管区海上保安本部は本紙の取材に「抗議船は警告にもかかわらず立ち入り制限区域内に高速で進入し、制止しようとしたゴムボートと接触した」と説明。「現場海域の安全確保と法令順守の観点から適切な対処だった」とした。
11管は衝突現場がフロート内と主張したが、市民側の動画ではフロート外で衝突した後、内側に入ったことが確認できる。》

動画を見たが、フロート外で海上保安庁のボートが、猛スピードで抗議船に衝突してきたのは明らかである。制限区域内だったと主張する第11管区海上保安部は嘘をついている。

海上保安庁といえば、尖閣諸島を日々、中国の船が領海内に侵入しないよう監視巡航していて、国民は感謝しているはずだが、しかし、実態はどうか。

地元の漁船が尖閣の海域に近付こうとすると、1海里内に侵入することを禁じ、実力行使で妨害しているのだ。ところが、その向こう側では、中国の公船が堂々と領海内に侵入するのを見て、領海外に出るよう警告するだけである。海上保安庁のこのような行動は、無論、現場の職員が独自で判断して実行しているわけではない。

彼らは上からの命令に従っているにすぎない。言うまでもなく、縦割りの組織の最上層部は、内閣である。弱者には冷淡で、強者にはへっぴり腰の安倍内閣である。現在の安倍内閣に確たる国家理念はあるか?はっきり言う、ない。ない、ない、ないのだ。

何もないからこそ、海上保安庁の職員たちは信念のない、ちぐはぐな行動を取らざるを得ないのだ。8月15日に靖国神社に参拝しない総理大臣の下で、どうして国家公務員に愛国心を期待することができようか?

祖国防衛のために死んで行った英霊に向かって、黙って感謝の意を表すことのない総理大臣がいる限り、独立国日本は蜃気楼に過ぎない、と国民は腹をくくるべきだろう。

 

目取真俊氏のブログ「海鳴りの島から」を多くの人に見てもらいたい

辺野古基地建設に反対する県民は、翁長知事を誕生させた。そして地元では毎日、反対活動が繰り広げられているが、日常の生活に追われる大多数の県民は、参加したくてもなかなか容易なことではない。

那覇在住の人にとって(ぼくもその一人だが)、辺野古は遠い。専用バスが出ているという情報は知っているが、残念ながらまだ行った事はない。しかし、必ず参加しなければならないだろう。

優柔不断のぼくのような人間にとって、日々、カヌーを漕いで辺野古の海で抗議活動し、ブログでその活動を報告し続ける目取真氏は、それだけで尊敬に値する人物である。氏は昨日のブログに、次のように書いている。

《 午前は4艇、午後は12艇のカヌーがフロートを越えて、サンゴの調査に抗議行動を行った。同調査は環境保護のためのものではない。汚濁防止膜のアンカーとなるコンクリートブロックやH鋼を海底に設置するためのものであり、黙って見ていたら埋め立てに向けた準備が進む。

カヌーがフロートを越えることで海保のGBが走り回り、潜水調査は難しくなる。午前・午後ともに作業が中断し、作業和船は現場を離れざるを得なかった。午後はフロートの開口部でカヌーと抗議船が待機したため、潜水調査の作業和船がフロート内の現場に近づけない事態も生じた。

海上での抗議行動を目にする人は限られている。それだけに実態を知りもしないでとやかくいう者がいる。しかし、実際に参加してみれば、厳しい条件のもとでカヌーチームがいかに尽力しているかが分かるだろう。別にフロートを越えなくても、寒いなか5時間も6時間もカヌーに乗っているだけで大変なのだ。

それでもみんな海に出てくるのは、辺野古の海・大浦湾を守り、破壊と殺戮のための軍事基地を造らせない、という思いからだ。それを誹謗中傷する者は、相手がネトウヨだろうが誰だろうが許さない。》

沖縄は厳しい寒さが続いている。辺野古の海は耐え難いほどの寒さに違いない。にもかかわらず、5時間も6時間も海の上にいるという事は、よほどの使命感と精神力がなければできることではない。

小説を書く貴重な時間を犠牲にしてまで、抗議活動をやめない目取真氏の不屈の精神力は、辺野古に行けない多くの人々の大きな心の支えになっている。左翼だ右翼だと、人間を狭い枠に閉じ込めて、喚く連中がいるが、現実の生活を営む多くの県民にとって、左翼も右翼もあるものか。

強硬な圧力に抵抗して、にじるように少しづつ前に進んできた歴史的事実こそ、ウチナーンチュの誇るべき伝統である。県民の皆さん、そして全国、全世界の良識派の皆さん、辺野古に米軍基地を造らせないために連帯しよう!

安倍内閣の危機管理能力のお粗末さ

昨日の午前の参議院予算委員会で、安倍総理は「北朝鮮による弾道ミサイル発射は安全保障上の重大な挑発行為だ。安保理決議に明確に違反するものであり、断じて容認できない。北朝鮮に対し、厳重に講義を行うとともに、強く批判した」と述べたが、従来繰り返されてきた発言の域を超えていない。

そして、福山民進党議員がNSCを直ちに開催するべきではないかと問いただすと、与党議員が賛成したため、予算委員会が一時休憩に入るという一幕があった。

いかに国会審議が重要とはいえ、緊急時に於いて野党議員から促されて、NSCを開催するとは、安倍内閣の危機管理の本気度がどの程度のものか、テレビ中継を見ていた多くの国民は理解し、そして落胆したのではないだろうか。

安倍総理はミサイル発射の報告を受けた時点で、12時開催の予定を変更してでも、自らの判断で直ちにNSCを開催するべきであった。

そこでどのような話し合いがなされたかについては知る由もないが、NSC終了後の安倍総理の記者会見の内容を産経ニュースが以下のように伝えている。

《 政府は6日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を首相官邸で開き、警戒態勢を強化する方針を確認した。安倍晋三首相は参院予算委員会で「さらなる挑発行為に備え、情報収集、警戒監視に当たるとともに、国民の安全と安心の確保に万全を期す」と述べた。

首相は(1)情報収集に全力を挙げ、国民に迅速、的確に情報提供(2)航空機や船舶の安全確認徹底(3)不測の事態に備えた万全の態勢-の3点を政府内に指示。参院予算委員会で「漁船操業の可能性があり、極めて危険な行為だ。米国と緊密に連携して情報収集、分析に当たっている」と強調した。

岸田文雄外相は、国連安全保障理事会の決議違反だと非難した。安保理に強いメッセージを出すよう求め、昨年の北朝鮮制裁決議に同調した中国にも完全履行への協力を求める考えを記者団に表明した。外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表と電話会談し、緊密に連携していくと確認した。》

この記事を読んで愕然とするのは、一人ぼくだけではないだろう。何故政府はもっと強硬なメッセージを発信できないのか。例えば、「防衛予算を倍増する」「敵地攻撃ミサイルを早急に配備する」「我が国の排他的経済水域にミサイルを撃ち込んだら、先制攻撃も辞さない」等々、自国の防衛はまず、自国が主体となってやる姿勢を示すべきではないか。あいも変わらず他力本願的姿勢のままでは、世界の笑い者になるだけでなく、シナ、北鮮から舐められるだけである。

 

 

安倍昭恵夫人の道徳心の浅ましさ

総理大臣の妻が、公人か私人かを問う議論が国会で展開されたが、明確に定義されることはなかった。そんな議論よりも、昭恵夫人森友学園の名誉校長になった事実だけをとりあげて、そのことがどのような問題を孕んでいるか、野党議員には追及して欲しかった。

夫人が森友学園を訪問した時の映像を、フジテレビ系が配信している。ぼくもその動画を見たが、学園の教育方針がいかに異常であるか、そしてそれに同調する総理夫人はいったいどのような精神の持ち主なのだろうかと、疑問に思い、身の毛もよだつ感じがした。

総理夫人と籠池理事長、両人に対し、幼稚園児達が「日本国、日本国のために活躍されている安倍晋三内閣総理大臣を、一生懸命支えていらっしゃる昭恵夫人、本当にありがとうございます。ぼくたち・わたしたちも頑張りますので、昭恵夫人も頑張ってください」

と大きな声で話す場面があるが、これを学校側が仕組んで園児達に無理強いさせているのは明らかである。このような内容を幼稚園児が自発的に考えて話すはずがない。

誰でも気づくことなのに、総理夫人は涙ぐんで、「感動しちゃいました」と感想を述べている。そして、国会審議の中で、安倍総理は野党議員の質問に答えて「妻は名誉校長を引き受けるつもりはなかったが、その場の雰囲気で引き受けざるを得なかったと聞いている」旨の発言をしていた。

それが事実なら、昭恵夫人は意志の弱い人間だと言うことになる。だとすれば、総理夫人が名誉校長の肩書きを持つことが、周囲にどれだけの影響を及ぼすか、予見する能力も欠けていたに違いない。

これだけでも問題の多い人格だと思うが、さらに驚くべきことは、学園の教育方針に賛同していることである。この森友学園では、幼稚園児達に教育勅語を暗記させているのだ。これは幼稚園児にとって、教育上、全く無意味であるどころか、有害でさえある。

教育勅語は、明治二十三年10月30日に公布された。以後、国民道徳の基準となるが、その内容は格式の高い文章で綴られていて、現代の大学生でも読んで直ぐにその真意を理解するのは容易でない。

「朕惟ふに、我が皇祖皇宗國を肇むること宏遠に、徳を樹つること深厚なり。」

最初の文章であるが、これだけでもスラスラと読めて意味が完全に理解できる人は少ないのではなかろうか。これを平成の世の幼稚園児に暗唱させるのは、ほとんど精神的虐待にしかならない。道徳的躾をするなら、他に方法はいくらでもあるはずだ。例えば小野田自然塾などは、一つの良い例である。

遊び盛り、伸び盛りの幼稚園児たちに、大人に都合の良い私利私欲を植え付けてはいけない。後々復讐されるのは我々大人の側である。

《  FNNは、2014年4月、昭恵夫人が、渦中の森友学園が運営する幼稚園を訪問した時の映像を入手した。
その隣には、森友学園の籠池泰典理事長の姿もある。
籠池理事長「中国から、何? 言って」
園児「中国から鉄砲とかくるけど、ぜったい日本を守ろう」
籠池理事長「安倍総理大臣を応援してあげてくださいよ!」
園児「はい!」
昭恵夫人「ありがとう。おうちに帰って安倍総理大臣に伝えます。みんなを守りますように、みんながそう言っていたことを伝えます」
籠池理事長「うれしいですか?」
園児「はい!」
籠池理事長の話は、さらに。
籠池理事長「『日本を守ってください、お願いします』と、昭恵夫人にきちんと伝えてください」
園児「日本を守ってくださいね」
昭恵夫人「ちゃんと伝えます。ありがとう」
昭恵夫人は、満面の笑みを見せた。
そして、子どもたちと集合写真を撮っていた。》

森友学園の籠池泰典理事長は政治的ゴロツキ野郎である

今朝の沖縄タイムスの記事。
沖縄県の翁長雄志知事は2日の県議会一般質問で、大阪市の学校法人「森友学園」の籠池(かごいけ)泰典理事長がホームページに掲載していた、知事に関し「中共の手先かもしれない」などとする書き込みに反論した。その上で「責任のある立場の方々は、事実関係を確認した上で発言するべきだ」と苦言を呈した。
籠池氏は知事に対して「親中華人民共和国派」「娘婿も支那の人」などと事実誤認の書き込みをしていた。知事は「私の娘は一度も中国に行ったことがない」などと強調。書き込みを報道で知ったとして「大変びっくりした。このようにして(誤った情報が)拡散していくんだなと思った。ネットに一度載ってしまったら、(印象が固定化され)大変なことになる」と述べ、不快感を示した。瑞慶覧功氏(おきなわ)の質問に答えた。》

《【東京】大阪府豊中市の国有地が、近隣国有地の約1割の価格で学校法人「森友学園」に売却された問題で、同法人の籠池泰典理事長が翁長雄志知事について「親中華人民共和国派、娘婿も支那の人。もともと中共に従いたいと心から思っているので、中共の手先かもしれない」と事実誤認の書き込みをしていることが分かった。同法人が運営する幼稚園のホームページ上の「平成27年度2学期 園長の部屋」のコーナーで籠池氏のコラムとして記載している。翁長知事は2015年の県議会9月定例会で、中国との関係に関する同様の質問に対し、家族のうわさを否定した。
沖縄に関し籠池氏は「米軍基地によって生活している人も多い。土地の権利者もいる。基地の場所を変更してほしくない人も多いので、辺野古移転は米軍が沖縄にいることを嫌がる人と、普天間基地の場所は危険なので基地を現場所から移転するだけで納得な人がいる。また、今のままでよいのではという人もいる」と持論を展開している。
同園に電話取材を申し込もうとしたところ、職員と思われる女性が「私ではお答えしかねる。失礼します」と述べ、連絡が取れなくなった。》

森友学園は幼稚園と保育園を運営する学校法人である。そして、籠池泰典はそこの理事長である。そのような人物が、翁長知事を貶める発言をしたこと自体が、信じられないし、不可解でもある。

しかし、情報を調べていくと、予想を超える恐ろしい学園の実態が浮かび上がってきた。遊び盛りの幼稚園児に教育勅語を教えているというのだ。教育勅語自体に限って言えば、ぼくは素晴らしい教えだと考える者の一人だが、それは基礎教養を身につけた成人が学ぶような深い内容の教えであって、幼稚園児・小学生に教えるのは相当無理があり、彼らがまともに理解できるはずがない。害にこそなれ一理もないであろう。学校側の身勝手な、園児に対する精神的虐待ではないか。

懸命な父兄はこのような学園に大事な我が子を預けてはいけない。直ちに他の普通の学園に移して、小学生になったら、できるだけ小野田自然塾のような野外教育を体験させて欲しい。遊び盛り、学び盛りにある子供達に必要なことは、彼らが生まれながらに持っている野生の感覚を、自然の中で全開させることによって得られる自発的学びの体験こそが、たくましい人間を育てると信じているからだ。

さて次に、フジテレビ系配信のニュースである。ぼくも映像を見たが、酷い内容である。これほど大人のエゴを園児たちに押し付けて良いはずがない。ほとんど犯罪に近い。全国の父兄は立ち上がって、森友学園を糾弾すべきだ。

昭恵夫人が涙 新映像入手
フジテレビ系(FNN) 3/1(水) 20:44配信
子どもたちの言葉に思わず涙。森友学園を訪れた際の新たな映像を入手した。
2014年4月、森友学園が運営する幼稚園で、園児たちが、「日本国、日本国のために活躍されている安倍晋三内閣総理大臣を、一生懸命支えていらっしゃる昭恵夫人、本当にありがとうございます。ぼくたち・わたしたちも頑張りますので、昭恵夫人も頑張ってください」と話すと、安倍昭恵夫人は「感動しちゃいました」と話していた。
子どもたちの言葉に、涙を見せる女性、安倍首相の妻・昭恵夫人
FNNは、2014年4月、昭恵夫人が、渦中の森友学園が運営する幼稚園を訪問した時の映像を入手した。
その隣には、森友学園の籠池泰典理事長の姿もある。
籠池理事長「中国から、何? 言って」
園児「中国から鉄砲とかくるけど、ぜったい日本を守ろう」
籠池理事長「安倍総理大臣を応援してあげてくださいよ!」
園児「はい!」
昭恵夫人「ありがとう。おうちに帰って安倍総理大臣に伝えます。みんなを守りますように、みんながそう言っていたことを伝えます」
籠池理事長「うれしいですか?」
園児「はい!」
籠池理事長の話は、さらに。
籠池理事長「『日本を守ってください、お願いします』と、昭恵夫人にきちんと伝えてください」
園児「日本を守ってくださいね」
昭恵夫人「ちゃんと伝えます。ありがとう」
昭恵夫人は、満面の笑みを見せた。
そして、子どもたちと集合写真を撮っていた。》

「日本国日本国民のために・・」のところは、園児たちがスラスラと大きな声で喋るので、学園側に暗記させられたことは明白である。相手は、総理夫人昭恵氏である。いたいけない児童を政治利用する身勝手な醜い大人達を許してはならない。

籠池泰典なる人物とはいったいいかなる者だろうか?ホームページに掲載された彼の「ごあいさつ」を見てみよう。文は人を語るという通り、彼の文章を丹念に読むと、その教養の浅いことがわかる。日本の素晴らしさを強調しているが、心に響くものは何もない。薄っぺらな美しい文の裏側に、政治ゴロの狡猾な人間の顔が浮かび上がる。

 《 総裁・校長 籠池 泰典

私たちは日本の歴史、それを裏打ちする自然・風土・慣習の素晴らしさを世界の人々に発信してゆく必要があります。小学校一年生よりの国際英語教育に親しみながら世界の国々の人たちと友人となり、国同士が友好関係を結ぶことは世界平和に寄与するとともに、人類の文化・文明を発達進化させることとなります。
それぞれの国の文化が、それぞれの国で進化し、さらに融合します。自らの国である日本の文化・歴史・伝統を知り、どっぷりと親しむことは日本人としてアイデンティティを形づくります。日本人としての立ち位置が明確になります。これは、小学生1、2、3年生でしておきたいことです。
基礎の部分さえ、きちんと要所、要所をおさせておけば、難解な高度な数学や理工学を学ぶ年代になっても、常に日本人としての誇りを忘れず、日本の為に活躍する人材となります。世界で歴史・伝統・文化の一番長い國である日本。その中で積み上げてきた日本人のDNAの中に「人のために役立つ」という精神が刻み込まれていますし、世界で一番混じりっけのない純粋な民族であります。真心・誠心・正直・おもてなしの気持ちが他の国の人たちより強く深いので、人の役に立つ人材が輩出されています。世界が羨むほどノーベル賞受賞者が多い理由でもあります。日本に生まれてきてよかったと思えば、学業にも力が入るものです。
どうぞ、皆様のお子様も入学して頂き、同じ志、思いを持った学友と学んでまいろうではありませんか。》

 

 

トランプ大統領施政方針演説をチャンスと捉えよ!

トランプ大統領の演説で最も注目すべき箇所は、次のところである。" I don't represent for the world. I work for the United States of America. "

私は世界の代表者ではない、アメリカ合衆国のために働くのだ、という意味だろう。つまり、今までのように、他国に軍事介入はしない、自国の利益を第一に考えて仕事をする、だから世界各国も自国のために働くと良い、と言っているのだ。

これは、彼が大統領就任前に著した「 crippled America 」(身動き取れないアメリカ)という本の中で、イラク戦争に反対して、もしアメリカがイラクに侵攻したら、それは取り返しのつかない災難をもたらすだろう、と予言したことと呼応している。

そして、彼の予言は見事、的中した。現在のISISは米軍によるイラク破壊の結果であり、中東情勢は現在、目を背くような状況である。あのベトナム戦争での米国の戦争犯罪を裁くために、英国のラッセル卿の呼びかけでジャン・ポール・サルトルを議長とするラッセル法廷が開かれたことがあった。

法廷が下した判決に強制力はなかったが、世界の大思想家たちの良心的決断に胸を撫で下ろした人々は少なくなかったはずである。その時サルトルは、世界で最も貧しい農業国であるベトナムに対する、世界で最も豊かな米国の軍事作戦の性格は、ジェノサイド(民族皆殺し)であると断じた。

今、ラッセル卿やサルトルのような大思想家がいたら、イラク戦争における米国の戦争犯罪を裁く法廷が開かれてしかるべきであるが、いかんせん、科学の進歩に反比例して、思想家も小粒になってしまった。しかし、それでも世界中の良識派はイラク戦争における米国の犯罪を告発すべく、国際法廷を開催するべきだろう。

トランプ大統領は、そのような見解に立った上かどうかは判然としないが、とにかく最早、米国は他国に対して、米国型民主主義を押し付けるようなことはしないと断言した。アメリカファーストはそのように解釈すべきだろう。

さて、我が政府はこのトランプ大統領の表明に対して賢明に対処する必要がある。在日米軍を大幅に削減して、自主防衛路線へと大きく舵を切る良い機会である。完全撤退は当面の間、無理であるから、嘉手納空軍基地と横須賀第七艦隊だけ残して、他は全て撤退・返還させるべきである。

このふたつの基地だけでも巨大な規模を誇る軍事施設であり、強力な抑止力を維持することができる。そして、近い将来、自衛隊を国軍に格上げすることを見越して、自主防衛の方向へと予算を大幅に増やすことだ。

安倍総理は、この提言を正直に真正面から国民に訴えれば、大多数の国民は納得するであろう。この千載一隅ともいうべきチャンスを生かすも殺すも、安倍総理、あなたの政治決断にかかっていることを自覚して欲しい。

アメリカのポチ、面目躍如なり「沖縄に内なる民主主義はあるか」批判 6

今回は「リチャード元米統合参謀本部議長我部政明琉大教授のずれ(2012・02・13)」というタイトルで論じた文章の中から核心部を引用して、批判したい。

<戦争の形も内容も時代とともに変化していく。見えない敵。市街戦。仕掛け爆弾。自爆、ジャングル戦等々、今の戦争はテロとの戦いだ。『敵前上陸』なんていつの時代の話なのだ。時代錯誤もはなはだしい。

今、海兵隊がアジアで行っている戦略は、中国の周辺国の軍事力を強くして、中国が紛争を仕掛けてこないようにすることだ。紛争、戦争を未然に防ぐために沖縄の海兵隊はアジアに出かけている。海兵隊のアジア戦略は沖縄が拠点である。拠点の沖縄に海兵隊のヘリコプター基地は必要だ。

アメリカが兵士9000人のグアム移動、嘉手納飛行場以南の米軍基地の撤去と辺野古移設をパッケージにしたのはどうしても海兵隊のヘリコプター基地が必要だったからである。アメリカの目的は海兵隊員9000人のグアム移動、嘉手納飛行場以南の米軍基地の撤去ではなく、普天間基地辺野古移設だったのだ。

アジアに背中を向けているためにアメリカの真意も知らないで、「しかし、普天間の危険除去は96年の合意以来、米軍再編問題の要である」とアメリカの考えとはかなりかけ離れたことを我部氏は言い、「引き続き、普天間の行方が問題解決の鍵を握っている状況に変わりはない」と共産党一党独裁の中国が存在する限り、沖縄にヘリコプター基地を設置しないわけにはいかないアメリカの事情を我部氏は全然理解していない。

アメリカ人のリチャード・マイヤーズ氏のほうがアジアの政情に詳しくアジアに紛争や戦争が起こらないように考えていて、アジア人の我部政明氏はアジアに背を向けてアメリカや日本政府に文句を言っている。>

このように主張する人間の祖国は米国に違いない、と思われても決して不思議ではない。これほど米軍の側に寄り添う言論を展開するウチナーンチュを、ぼくは他に誰一人として知らない。彼は本当にウチナーンチュなのだろうか?先祖代々沖縄の伝統文化の中で生まれ育ち、それなりの教育を受けた人間の言葉とは、到底信じられないのである。又吉(ヒジャイ)は、自身のブログの冒頭で、「私はウチナーンチュである前に人間でありたい」と書いている。

ウチナーンチュであるのは嫌だと言っているのと同じことで、さらに続けて民主主義思想家になりたい、とも言っている。言葉を変えて言うと、近代化が遅れたウチナーンチュより民主主義の進んだ国、米国の側に自分は立ちたい、というぐらいの意味だと思われるが、なんという背信的軽薄さだろうか。

元々沖縄は米国の領土で、先祖代々この列島で何千年も暮らしてきた琉球・沖縄人は部外者であるかのような彼の主張を許すわけにはいかない。我が国の安全保障についてズブの素人が、在沖米軍の言い分をそのまま容認して正当化し、地元出身の我部氏の発言を、いい加減な論理で非難している。

海兵隊は必ずしも沖縄に拠点をおく必然性がないことは、複数の研究者が専門的見地から証明済みであり、海兵隊が沖縄にいようがいまいが、我が国の抑止力に関係がないことも立証済みである。リチャード・マイヤーズ氏がなんと言おうが、海兵隊が沖縄に居続けたい本音は、思いやり予算日米地位協定、暮らしやすい住環境、等の日本政府による優遇措置、そして何よりも多くの米兵戦死者を出した沖縄戦に勝って造り上げた基地であるという、彼らにしか通用しない優越感を失いたくないからにすぎない。

日本・沖縄を防衛するために在沖米軍は駐留しているのだ、と単純に信じる又吉(ヒジャイ)の頭は中学生並みで、それだけに危険でさえある。